さぽろぐ

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2008年12月22日

名盤/T.REX & De+LAX

続・名盤を探しに行こう/あれも聴かなくちゃ!これも聴きたし!
Vol.52(1998年08月号掲載)


何回か前に文字数が減った旨が本文中に載っていたが、ホント、減った
お陰で、相当、こうして書き直すのが楽になりました。
だって、ちょっとペースが上がったでしょう。
禁断シリーズね・・・・・。
プログレもグラムも、どっかでその要素には出くわす事があるので、ロック
好きな方は、時間とお金があったら勉強を!
“アダバナ”ですか、T・レックスは?ま、いいか。


ちょっと最近聴き直しています。ロック界の徒花(!?)達の唄を・・・・・

禁断の果実の第2弾って訳じゃないけど、今回は『グラム・ロック』を書こうかなっ。
(前にデヴィッド・ボウイを書いたけど・・・・・・)
何でそんな気になったかと言うと、6月に閉めちゃった日清パワーステーションに、
De-LAXというバンドの再編ライヴを観に行ったからで、そのステージを観つつ、
あれやこれやと彼らの全盛時を思い出したからにほかならない。
その全盛時、彼らがステージでカバーしていたのがT.REXの「20th Century Boy」
なる曲。数有るT.REXのヒット曲の中の1曲だ。
「ブギーの申し子」なる言葉が示すように、マーク・ボラン率いるT.REXは70年代
のグラム・ロックな時代をブギーで染めた。
T.REXの全盛時、即ち71年から数年間、僕はすでにイギリスのロック・シーンを
離れアメリカ、特に西海岸のロック・シーンへと心が動かされていたので、彼らの
活動振りの詳細については、正直良く分からない。ってのが本音。
でも、海を越えて我が日本でも連発されるヒット曲の数々は、いやがうえでも耳に
入ってきた。
「ゲット・イット・オン」「テレグラム・サム」「メタル・グルー」等など。結構好きなナン
バーも多い。
さて、そのT・レックスのアルバムを1枚載り上げるとなると「電気の武者」あたりに
落ち着くかなっ。

タイトル(原題だよ)とジャケットが、まずはカッコイイ!「GET IT ON」と「JEEPSTER」
の2大ヒット曲が入っているが、冒頭の「MANBO SUN」から怪しげなブギーのリズム
とサウンド、そしてボランの何やら艶っぽいヴォーカルが炸裂する辺りがたまりません。
彼らの出発点でもあるアコースティック・サウンドとアルバム・タイトルに象徴される
エレクトリックを纏った姿の融合点とも言える「COSMIC DANCER」や「PLANET
QUEEN」といった作品は、今聴いても面白い。
なんて言うか、時代が作り出したグラマラスな空気感と、ボランの才気が全体に
蔓延していて、単なるヒットメイカーのアイドル然とした姿とは別世界を覗かして
くれる作品。ん~ん、再評価の価値有り。でぇ、件の「20th~」は後にベスト盤に収録。
そして、たった一夜のパーティー(つまらん金儲けの再編ツアーなどやるなよ)
の為に集まったデラックスの面々。パワステ終演後、何と新宿のロフトで深夜ギグ。
6年振りのステージの感触を存分に楽しんだようだ。
かく言う僕も一ファンとして存分に楽しませて貰った。こちらも、再評価の価値が
あるかもネ。
現在リリース中なのがデビュー盤とセカンド・アルバム「NEUROMANCER」。
そしてベスト的内容の2枚組のヒストリー盤のみ。枚数を重ねる毎に、その強烈な
個性がより出てきたのに、後期の名作達は現在廃盤中。
ってな訳で、てっとり早く彼らを知りたい人はヒストリー盤を。そして、ちゃんと
オリジナル盤で攻めたい!って人はデビュー作「De-LAX」から順序良く聴き始めよう。

温故知新。まぁ、新譜でいいのがなけりゃ、無理して買うな!たまにゃ旧譜で過去の
財産を見直しなさい。
因みに、来月の16日はマーク・ボランの21回目の命日です。

T REX / ELECTRIC WARRIOUS (1971年度作品)
De+LAX / De-LAX-SENSATION- (1988年度作品)
  

Posted by keith yoshida at 12:49Comments(0)名盤を探しに行こう!