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2008年03月27日

Shine A Lightモロモロ!!!

運良くRolling Stonesの映画「SHINE A LIGHT」のサントラ盤を、
一足早く聴かせて貰った。

真っ先に聴いたのは、勿論、タイトルチューンの“Shine A Light”。
なんせこの曲は「Exile On Main Street」では、俺のフェイヴァリット
チューン。
ずぅ~と、どう演奏されているのか気になってしょうがなかった。
オリジナルのゴスペルチックでラフで粘っこい雰囲気と違い、随分
勢いのある演奏になっていた。でぇ、ピアノが生ピアノじゃないのと、
その音色が綺麗すぎて、ちょっと違和感があるけど・・・。
が、基本的には原曲を忠実にライヴの戦力で再現しているようだ。
あと“悪魔を哀れむ歌”も、まずは聴かなきゃ!と思いつつ、なんだ
かんだと言いながら全編をザッーと聴いてみた!
DISC 1の“Jumpin’Jack Flash”から“Shattered”続く辺りは、
一瞬「Still Life」の“夜をぶっとばせ”から“Shattered”の繋ぎを錯覚
させる。
初期からのファンが涙モンの“As Tears Go By”は、思っていたより
良かったし、ミックの好きな(!?)カントリーナンバー「Faraway Eyes」
も良い。
ライナーに書かれている「A BIGGER BANG TOUR」のデータによると、
定番曲の百数十回の演奏に対して、ここに収録された“Shine A Light”
と“Loving Cup”は3回、“Faraway Eyes”4回、“Some Girls”と
“I’m Free”は2回、“Undercover Of The Night”1回などなど、ライヴ
としては僅か数回という、稀にしか演奏しないような貴重な音源が含ま
れている。
よく考えると、そうしたレアな曲が多いのは、前作の「LIVE LICKS」の
DISC 2と同じ。
気になるゲスト参加のアーティスト達は、皆さん“ここぞとばかりに”と
気合が入っているようで(!?)好演!
“Live With Me”を唄うクリスティーナ・アギレラって、こんな気張った
唄い方をする人だっけ?ってのが、まずは一番印象に残った。
あとキースのヴォーカル曲が3曲も!
なんたって、あの“Connection”が完全に持ち歌化していて、ソロ活動
以降、それはそれで完全に公認された格好(!?)。
そんなこんなで、ライヴ盤を出す度にスタジオライヴを入れたり、新曲を
入れたりと、あの手この手と工夫しているストーンズ。
こうした工夫をする事で、未だにブートレッグと戦っているのかしらん。
まぁ、変りばえのしない演奏(失礼!)を収めなきゃいけないから、
そうしたレア音源で補わなきゃならないのも分かるけどね。
とは言うものの、そこはそこで過去のライヴ盤の演奏と比較して聴くの
を楽しみしているファンには、きっとあの曲がこうで、この曲がああで~
なんてぇのが堪らないだろう。
只、やっぱあのツアーの映像をDVDで観ちゃっている人には、音としては
新鮮味に欠けるかも。
ってな訳で、いよいよ来週全米で映画が公開、そしてこの盤がCD SHOP
に並ぶ。
とは言っても国内盤はもう一週待たねばならない。
どうせ聴くのなら音のいいSHM-CDと思っている方は、国内盤の発売
まで、もう少しの辛抱です。
そしてゲットしたら、ネット上で公開されている予告編からイメージを膨らま
せてマーティン・スコセッシの映画に思いを馳せよう!
  

Posted by keith yoshida at 12:25Comments(0)音楽

2008年03月24日

番外編/飯がわりに一撃を!/初勝利だぁ!

飛車角+Somethingが抜けた川崎を相手に初勝利!
ナビスコ杯とは言え、そして主力が抜けた川崎とは言え、
今期、公式戦での勝利を素直に喜びましょう。
戦力も戻りつつあるので、来週3戦あるリーグ戦で、どうにか
勝ち点を!頼みます。
期待のFWノナト、故障明けとは言えまだまだのようなので、
早く本調子になって下され。
来週はホームは勿論、アウェイにも出没しますから・・・。
  

Posted by keith yoshida at 11:50Comments(0)Consadole

2008年03月24日

番外編/飯がわりに一撃を!/初勝利だぁ!

祝!J1復帰後、初勝利!
  

Posted by keith yoshida at 11:48Comments(0)Consadole

2008年03月21日

名盤/デレク・アンド・ドミノス & 仲井戸麗市

1年間くらいかけて再掲載を!と思って作業を始めたのに、まだ1/3弱しか
終わっていない。
全く嘘ばっかりの政治家どもと一緒ですね。この体たらくは!
「イカン!」とは思いつつ、ま、今のペースを上げるのは無理かと・・・。
100万回とか100年とか、大袈裟な表現や、何かと変な書き方が多々あり
読みづらい!相変わらず文章の書き方が下手ですな。
クラプトンは、本当にこのアルバムくらいしか聴かなくなってしまった。
とは言っても、ソロ以前のバンドもんは聴くけどね。
新譜にも興味が全くなくなったし、所謂、どうでもいい人になっちゃった訳。
見出しの“大人のロック云々”という表現は、聴いた当時の感覚でしょう。
当時の派手目なロックを聴いていた耳には、相当地味に聴こえたかも、と
思えるもね。このデレク&ドミノスは!
あと仲井戸さん。
いいアルバムですよ、この最初のソロアルバムは。
その後も結構渋めだけど、いいアルバムをリリースしていたような気がする。
活動は相変わらずマイペースのようで・・・。
GOODSTOCKというイヴェント、覚えている方は何人いるやら。
今じゃ、RISING SUN ROCK FESTIVALに全部集約された感もある札幌
の野外イヴェント。
もとはと言うと、ROCK CIRCUITやこういうイヴェントがあって、あそこに辿り
着いたのかなっ、と。
そんな事を思いつつ、掲載ガンバリます!

続・名盤を探しに行こう/あれも聴かなくちゃ!これも聴きたし!
Vol.30(1996年10月号掲載)

こりゃ~、見事な大人のロックだぜ!という名盤の話しです。


先月の立派じゃない夏!なんぞと書いた後、そうそう8月下旬のあの見事な
天気。
ちょっと3週間程前にズレて来てヨ。そしたらきっと誰もが燃え尽きる夏を満喫
出来たのに・・・・・。と思ったのは俺だけじゃないはずだ。
まぁ、それでもその天気が悪いなりに海水浴には行けたので、去年の冷夏
よりはマシってところか。
それにしても8月下旬当たりになると、いくら天気が良くても気温はバカみたく
上がらないもので、やっぱり夏が秋に攻めたてられている、っといった感じかな。
そんな事を痛感したのも“GOODSTOCK `96”を観に行ったからで、なんせ陽
が落ちた後の寒さは予想外。
それこそ芸術の森に“お前ら北海道の夏を舐めてんのか!”なんて怒られたよう
で反省ですわ。今後、いくら日中が暖かくても、夜に備えて、それなりの身支度
を!ってのが北海道に於ける夏の野外イヴェントの正しい身の処し方として覚え
ておきましょう。勿論、読者の皆様もネ。
「キンクス、ストーンズ・・・・・デレク&ドミノスです!」と確かに言ったよな。チャボは。
自分のバンドの事を。(なんせ、結構酔っぱらっていたからな・・・)
ただ、チャボの口から思いもよらぬバンド“デレク&ドミノス”の名前が挙がった時
は一瞬ステージに全神経が行ってしまった。
名作だよな。美しいよな。あの『いとしのレイラ』は。時ならぬアンプラグド人気で
知った人も多いと思うが、「いとしのレイラ」は、やっぱりデレク&ドミノスに尽きる
のです。とはいうものの、結局はエリック・クラプトンなんだけどネ。
でもここでのクラプトンは、あくまでもバンドの一員で、スワンプ・ミュージック界の
おしどり夫婦“ディレイニー&ボニー”のツアーに参加して知り合ったカール・ラドル
(ベース)、ジム・ゴードン(ドラムス)、ボビー・ウィットロック(キーボード)と結成した
バンドがデレク&ドミノスで、彼らが唯一残したオリジナル・アルバムってのが
「いとしのレイラ」なのです。

すでに伝説化されていたクリーム時代の白熱の楽器合戦の興奮をもう一度!
なんて思いのファンの期待をバンドは見事に裏切って、サザン・ロック/スワンプ
一直線な姿勢を貫いている。
が、ゲスト参加したデュアン・オールマンとのギター・バトルが聴けるいくつかの
トラックで、そんなファンは溜飲を下げたに違いない。
そしてその中の1曲が、タイトル・チューンでもあるあの名曲なんだから・・・。
勿論、まだまだ未熟ながらも男の哀愁を感じさせるクラプトンのヴォーカリストとして
の存在も、ここでは超魅力的なんだけれどネ。あぁ、ここまで書いたら「いとしのレイ
ラ」のイントロが・・・。手が止まります。耳は釘付け。あぁ、至福の一時。百万回聴い
たら百万回の感動がある曲だな~。
さて仲井戸さんである。近頃はミニ・アルバムの連続リリースやらと、実にノンビリと
マイペースの活動振りである。
GOODSTOCKで久々に見たステージはやっぱり良かったな。思わず帰ってからレコ
ードを引っ張り出したもん。彼のデビュー・アルバム「THE 仲井戸麗市BOOK」を!

実に変なタイトルだな~、とリリースされた当時は思ったし、何か宣伝コピーも“本を
聴く!”なんて、もの凄~く当たり前過ぎて面白くないコピーが付いていたような記憶
がある。が、中身は正真正銘骨太ロックが濃密に詰まっている。
なんせ、カルメン・マキ& OZにいたあのギタリスト“春日博文”と作り上げたもんだ
からネ。ギタリスト同士、痒い所には、なんぼでも手が届きます。ハイ!
ここで聴かせるその世界は、RCで聴かせていたロックン・ロールは、ほんの御愛嬌
程度だったって事がよく分かる。
RC=清志郎って見方を、確実に変えた1枚といえる。
あぁ、いいな~。ギタリストは。やっぱりロックの華はギタリスト!ロック演るならギター
を持てよ!って事か。いっちょう俺もギターを!なんて気にさせられた今回の名盤で
した。

DEREK AND THE DOMINOS/いとしのレイラ
ロック史の中では永遠に名盤として語り継がれる1枚。クラプトンも、この1枚が
なかったら・・・。なんて時々思っちゃいます。俺がじじいになっても、縁側でひなた
ぼっこしながらでも聴いているだろう。そんな1枚なのです。

仲井戸麗市/THE NAKAIDO REIICHI BOOK
収録曲でシングル化された「ONE NITE BLUES」は、殆どニール・ヤングの爆裂ギター・
ワールドに近いものがある。この人の持つ毒気の凄さを味わって!間違いなく日本の
ロック史に残る名盤。多分100年経っても大好きな1枚だろう。
  

Posted by keith yoshida at 12:49Comments(0)名盤を探しに行こう!

2008年03月19日

名盤/The Doors & LIZARD

あぁ~、これは苦し紛れに書いた原稿の覚えが・・・。
ドアーズに見合う日本のバンドが全然出てこなくて、苦肉の策というか、
イギリス経由で、どうにか落ち着かせた!という感じ。
12年前のオリンピックって、何処でしたっけ?アテネだっけ?違うよな。
もっと見たい!と書いてあるが、奇遇にも今年はオリンピックイヤー!
北京です。危ない?
俺は行かないからいいけど、行く方は、大気とか食事とか諸々充分に気を
つけて下さい!
(それよりチベット問題がこじれたら、不参加の国や選手が続出するかも・・・)
ドアーズも何度も何度の再評価されているバンドである。但し、このバンド
の熱狂的なファンとは、今まで出会った事はない。
デビューをリアルタイムで出会った日本人は何人?ホントだよな~。
あの時代は情報が少なかったから、多分、色んなアーティストとの出会いは、
相当タイムラグがあったのではないかと思われる。
個人的にはジミ・ヘンドリクスは「ヘイ・ジョー」と「紫の煙」を、同時期に
聴いたような気がしていて、ほぼリアルタイム?
それにしてもラジオから流れてきたジミヘンにはビックリしたもな~。
近年は、そんな出会いがめっきり減っているので、ラジオの番組制作者の
皆さんには「頑張って選曲を!」と言いたい。
知らない音楽に出会えるのがラジオの良さなんだから、その武器を使わ
なきゃ!客(リスナー)が逃げるぞ!このメディア氾濫時代では!


続・名盤を探しに行こう/あれも聴かなくちゃ!これも聴きたし!
Vol.29(1996年9月号掲載)


元祖カリスマ!ジム・モリソン率いるドアーズが生み出す強烈な世界。

今年はどうも立派(!?)とは言いがたい夏で、スカッと晴れ渡った空の下で
“アジィ~”を連発しながら仕事をサボルって事もなく平穏無事。
そして燃え尽きない夏で終わってしまいそうで、何やら淋しい今日この頃。
例年の事ながら“お盆休み”前には原稿を仕上げなきゃいけない。と書きつつ
気乗りがしないのでほっておこうと思ったが、そうはいかないよな・・・トホホ。
この気乗りがしないのは、どうもオリンピック後遺症のようで、何か久し振りに
TVを一杯見た~って感じと、この時ばかりと俄日本人魂の発揮による応援で
疲れちゃったみたい。勝負世界だから勝ち負けも大切だけど、それ以上に
世界を相手に競う!ってのがいいネ。
それにしても、スポーツで結構興奮や感動する自分を発見出来た事は、今回
のオリンピックでのひとつの収穫だったな。あぁ、次が早く見たい~。
そして、もうひとつの我日本人を演じなければならないのが“お盆”である。
墓参りに寺参り。せめて1年に1回はご先祖様に御参りしなけりゃ、日本人じゃ
ないぜ。なんて事はないんだけれど、この時だけは皆さん従順に御参りするみ
たい。年に一度位はご先祖様に感謝やらをしなくちゃ、って事か。
さて、そのお盆前に年一回恒例の“亡きミュージシャンを偲ぶ会”がありまして、
今年も酒を酌み交わしつつ、あの人はこうだった、どの人が生きていれば云々
などなどと、結局はいつものただの酔っぱらい話に花を咲かせた訳。
その席で何とも話題になったのは、またもや出ました“噂話”によるドアーズ
ジム・モリソンの死体が無いという話。
この話は以前からあったものというよりも、元々、71年に死んだハズのジムが、
実は生きている。
という話の延長線的なもので、いやはや、何ともよく言うわ!である。
生きてりゃ、いくらなんでも誰かが見つけているでしょ。世界は日毎に狭くなって
いるんだから・・・・・。閑話休題。
例えば映画ファンならフランシス・コッポラの『地獄の黙示録』の「The End」。
或いはオリヴァー・ストーン監督が描いたそのものズバリの『ドアーズ』があるし、
ポピュラー・、ユージック・ファンなら、ドアーズじゃなくても誰かがカバーした「ハ
ートに火をつけて」を聴いた事はあるだろう。
この2曲を収録したデビュー・アルバム『ハートに火をつけて』(原題:The Doors)
がリリースされたのは1967年の事。

この衝撃のデビュー・アルバムをリアル・タイムで経験した日本人は、いったい
何人いるのだろうか。
タイトル曲は全米No.1ヒットを記録するが、僕の記憶が正しければ、ドアーズが
日本での人気を獲得するには、翌年の「Hello!I Love You」のヒットを待たねば
ならなかった。
ロック・バンドとしては異色のベースレスの編成。全編を覆うオルガン・サウンド。
多彩な表情をみせる音楽性と、当時から評価が高かったその詞世界。そして何
よりもヴォーカリスト“ジム・モリソン”が持つカリスマ性。
それらが渾然一体となってドアーズの強烈な個性を築き上げていて、このデビュ
ー作には、そんな彼らの魅力が凝縮されている。
さて、このドアーズと一緒に語れる日本のアーティストがいるだろうか。遠回しに
考えるとイギリスのドアーズとも言われた(本当かよ!)“ストラングラーズ”の
J.J.ナーネルがプロデュースした“LIZARD”(名前も雰囲気モンだよ)ってのが
いたな~。と思ってレコードを引っ張り出して聴いてみた。

う~ん、これまた懐かしいシンセやらキーボード類を多用したテクノ、ニュー・ウェイヴ
ば音のオン・パレード。
まぁ、あの当時にしてみれば、そのサウンドのアイデアや詞の内容が、他にこの手の
バンドとは一線を画す存在だったんでしょうね。
ヴォーカルの“モモヨ”の存在が持て囃されたけど、一体このバンドは、どこでどうなって
しまったんでしょうネ。
ジムの生死共々、御存じの方がいました教えて下さい。

The Doors/ハートに火をつけて
いきなり“向こう側へ突きぬけろ”と歌い出す「BREAK ON THROUH」から衝撃的で、
締め括りはあの「The End」である。ロック・ファンを自認する人なら、必ず通過しな
きゃいけない1枚。

LIZARD/LIZARD
このアルバムも一時、幻の名盤リストにのった事があったのでは?それ程入手困難
だった1枚。日本のロック・シーンに於いて、80年代への扉を開いたアルバムの1枚
に数えられる作品。
  

Posted by keith yoshida at 11:23Comments(0)名盤を探しに行こう!

2008年03月16日

番外編/飯がわりに一撃を!/初勝利はリーグ戦再開で!

マリノスとのホーム開幕戦、仕事の都合で札幌ドームに参戦できず!
某所でTV観戦!
チンタラした札幌の戦いぶりに、マリノスがリズムに乗れず、なにやら
札幌にとってはいい感じ、と言うより、観れなかった鹿島戦の惨敗ぶり
から思っていた以上に、札幌は戦っているように映る。
GKの佐藤のファインセーブの連続に、あぁ~どうにか持ち堪えろ!と。
それにしても新顔が多くて、誰が誰だか分からず。
DF陣の顔が映る度に、若いな~!などと思いながら観ていた。
クライトンは、PKを外したのはしょうがないにしても、本職のボランチに
収まったら・・・と思わせる活躍ぶりで頼もしかった。
先制を許した後のマリノスは、やっぱ、畳み掛ける時の凄さみたいの
を感じた。
それにしても、何であそこに大島がどフリーでいるの?
あれが全ての事の発端だったような気がする。
その後は、あっ!という間に追い越されてしまってThe End。
若い選手が多いから経験の浅さを露出した恰好だけど、この後、
ナビスコ杯を挟んでリーグ戦再開まで多少時間だある。
故障組が戻って、メンバーが固定出来れば、それはそれである程度
戦えるのでは・・・と思った次第。
まだまだ先は長いんだから!
  

Posted by keith yoshida at 15:21Comments(0)Consadole

2008年03月12日

名盤/Joni Mitchell & 原田知世

ZELDAのライヴを観たのも忘れていたけど、ブリッツで原田知世を観たと言う
のは、もっと忘れていた。
それにしても、一緒に書くべき二人だったんだろうか?ジョニと原田知世。
ま、いいか!
そう言えば、この連載の継続にあたり、書き方を多少変えたのもあり、最後に
メモのような文章を紹介作品に付けていたので、それを掲載するのを忘れて
いたので今回から掲載しました。(以前の分は、後日書き足します。いつか・・・)
文中のBANANA BOATは、何年か前に場所とお店の内容を変えて営業を
再開した。(再開と言ってもオーナーは違う!)
安易なカバーとあるが、徳永英明の「VOCALIST」シリーズが売れて、その
安易なカバー・アルバムを出すヤツが多い。
案の定、簡単には売れない。当たり前だろ!ちゅうねん。
ジャケットへの思い入れ、そしてアナログ盤時代のモノへの愛情ある扱い
など、今のCD時代なら考えられない事が書いてある。が、まさしくその通りで、
好きなレコードは大切に扱った。
そして偶然にも、ジョニも知世も音楽のフィールドに戻ってきた。
(ブリッツも再開したし・・・)
特にジョニの場合、確か音楽業界に嫌気がさしての隠居(!?)生活からの復活で、
昨年リリースしたアルバム「SHINE」も良かった。
嫌になるのも分かるような気もするが、どうにかコンスタントに作品のリリースを!
と思っているのは、俺だけじゃないはず。



続・名盤を探しに行こう/あれも聴かなくちゃ!これも聴きたし!
Vol.28(1996年8月号掲載)


フォーク~ロック~ジャズと変遷する女性シンガー・ソングライターの最高峰
ジョニ・ミッチェルのクールな歌声に酔いしれる。


先月のZELDAの絶好調振りの確認のついでにと言ってはナンだが、同じく近年
の絶好調振りが実に素敵で、そして益々音楽的臭いが強くなっている原田知世
さんのコンサートを東京・赤坂ブリッツで見てきた!というより、あんまり立ち見客
が多くてステージがよく見えなくて、聴いたというのが実態かなっ。
このブリッツってところ、札幌で言えばファクトリーホールを、もうちょっと良くしたっ
て感じのホールでライヴを演るには仲々いい会場かもしれない。
肝心のコンサートは、最近のショウ・アップ系や盛り上がり一直線とは違った、シン
プルでひたすら音楽を聴くといった感じのもので、彼女のシンガーとしての姿をくっ
きりと浮び上がらせた内容だった。
勿論、選曲は最新アルバム「クローバー」が中心(鈴木慶一氏も途中で客演)だった
が、ここ数年のアルバムからのベスト・オブ・原田知世的なプログラムで、個人的に
は大満足。
いいものの後に付きモン(!?)のその夜の酒も旨かった。
でぇ、そのコンサートの1曲目に歌われたのが「Both Side Now」(邦題:青春の光
と影)という全世界的な名曲で、映画の主題歌としてジュディ・コリンズがヒットさせ
たが、オリジナルはジョニ・ミッチェルという、とっても才能のある方が1971年に発表
したものだ。
そのジョニについてはチョットした思い出があって、その昔、札幌は三条界隈に和田
珈琲店(後のBANANA BOATと言えば、少しは知っている人が居るかな。何故か
未だに看板が残っているが。)という音楽好きには仲々良い時間を過ごせるお店が
ありまして、そこの所謂BGMっていうのが、マスターらの趣味のレコード達。
そしてそのどれもが、聴く頻度が高いもんだから、棚からの出し入れが激しくて、
ジャケットの背や角がボロボロに傷んだ状態になっているんだな。
でも、その中に丁寧且つしっかりとビニールで包装されてプロテクトされたヤツが
あって、その1枚にジョニ・ミッチェル「ブルー」というアルバムがあった。

当時、このアルバムは別に貴重盤でもなく、容易に入手出来る物だったんで、きっと
マスターの何らかの思い入れがあるアルバムだったんだろうな。
そんな訳で、すぐにこの「ブルー」に興味を持って手に入れたんだけど、まずはジャ
ケットの手触りの感触とデザインの圧倒的な存在感にまいったネ。
タイトル通りシンプルながらもいいデザイン、いい紙質、う~ん、CDじゃ分からん
だろうな。
勿論、中身も・・・・・。当時、「バラにおくる」(中ジャケットのヌードが綺麗)と「コート
・アンド・スパーク」(名盤っス)の2枚、そうレコード会社移籍に伴うサウンドの変化
が如実に表れた「ブルー」以降の作品、特に後者のジャズ、ソウル色を濃くしたL.A.
サウンドの最先端をいく音に心酔していた俺には、この「ブルー」は実に新鮮に聴こ
えた。
ジョニ自身のギターやピアノに加えて、スティヴン・スティルスやジェームズ・テイラー
らによる最小限のサポート陣が付ける絶妙な味付けに、ジョニの限りなく美しい歌声
が、今聴いても心に響くのです。
きっと英語の堪能な方達は、その言葉の一つ一つを噛み締めながら聴いていたに
違いない。初期の彼女の最も赤裸々な部分を映し出したアルバムと言われる1枚だ。
さて、冒頭で出てきた原田知世である。
本当に鈴木慶一と組んでからの彼女はいい仕事(勿論、音楽的な事という意味)を
している。
「Both Side Now」をカバーしたというより、全曲カバー曲によるアルバム「カコ」を発表
したのは今から2年前。この作品、「Both Side Now」はじめ、シングルとしてもちょっと
だけヒットした「T’EN VA PAS」(邦題:彼と彼女のソネット)など7曲を収録。

鈴木慶一プロデュースの下、意外な選曲と思い切ったアレンジメントが冴え渡った好盤
に仕上がっていて、売るため安易にカバー曲だけを集めた作品とは一線を画している。
勿論、そこには原田知世という真摯に音楽に対峙するアーティスト、そしてヴォーカリスト
が凛として存在しているからこそなんだけど・・・・・。
彼女がジョニのようにギターを抱えてステージに立つ日はもうすぐです。

[作品メモ]
Joni Mitchell/Blue
そんな訳でコレクションのなかで、しっかりとビニール袋に守られている数少ない1枚。
国内盤CDは、もしかしたら廃盤状態かも知れないので、興味を持った方は見つけたら
すぐにゲット!

原田知世/カコ
写真家“植田正治”の有名な写真をジャケットにあしらったのも素敵だったが、選曲も良
かった。フランス語にイタリア語に英語と大奮闘。苦労した分、ちゃんと評価を得た作品
だった。
  

Posted by keith yoshida at 15:44Comments(0)名盤を探しに行こう!

2008年03月10日

番外編/飯がわりに一撃を!/1勝は遠いのか・・・。

楽しみにしていた鹿島との開幕戦、何とスカパーの電波の受信
状態が悪くて、観る事が出来なかった!(時々ある)
途中経過をチェックしたら前半を終えて0-0。
こりゃ~、もしかしたら惨めな結果にはならないかなっ、とは
思ったが、終わってみれば4-0の完敗。
主力二人が抜けたぐらいでは、揺らがない!やっぱり鹿島は
強かった・・・ですね。
それにしても後半に一気に4点とは・・・。
新聞記事によると、前半の戦いぶりやPKを止めたり、それと
最終兵器のクライトンなど、それなりに見所はあったようですが、
観ていた方々、どうたんでしょうか?
次は横浜。
手ごわいのは充分承知だが、せめてホームなので勝ち点1でも
取って欲しい!!!
  

Posted by keith yoshida at 12:44Comments(0)Consadole

2008年03月06日

勝敗表、今年も白い○で・・・

今朝、地下鉄駅構内に例年通りコンサドーレの勝敗表が掲示された。
これが貼られると“いよいよ間近になったな~”と、グッと開幕が現実
味を帯びてくる。
ちょっと違うのは「ナビスコ杯」も含まれていて、俺の記憶が正しけれ
ば、初の表示じゃないかな?
クライトンが直前で合流し、最終兵器と持て囃されている。
(そうなって欲しいけど・・・)
報道を見る限り、練習試合では、色々と悪い面が出て不安視されて
いるが、悪いところを一杯出して、それを直す為の練習試合じゃない
のかな。
だからあまり俺は気にしていない。
とは言うものの、J1だから昨年と訳が違う。
鹿島は岩とつく2枚のDFを開幕戦に出せないが、あの二人が居なくて
も、あのクラスのチームなら、それを補う事が出来る控えの選手がいる
でしょ。
とは言うものの、札幌にとってはラッキーな事。
ジャイアントキリング(!?)
当然期待!
でもサッカーはそんな甘いもんじゃない!ってぇのも分かっています。
とにかく内容のいい試合をして欲しい!
あと2日、最終兵器が上手くハマるよう祈りつつ、開幕を待つ事にしよう。
  

Posted by keith yoshida at 17:47Comments(0)Consadole

2008年03月03日

名盤/Patti Smith & ZELDA

パティ・スミスは、完全に遅れて聴いたアーティストの一人で、聴いたと
言っても、当時を含めてのめり込む事はなかった。
でも昨年出したカヴァー・アルバムは、その中でも割と聴いたほうかなッ。
カラーのジャケット云々とあるが、確か腋毛が写っていたのが話題と
なった1枚。
音楽好きなじゃない音楽関係者か・・・・・・・・・、まぁ、仕事と言えば仕事
だから・・・・・。
締めの“垂れ流しの音楽に洗脳されるな!”ってぇのはいいな!
今も実感しているんだけど、この頃からと言うか、ずぅ~と前からそれを
感じていたんだけど、我慢出来なくなってここで書いたんだろうな。
なんか上っ面だけで形を整えた音楽が氾濫していて、どう聴いても魂も血
も感じられないのが多い。
まぁ、そんなのが日々媒体から溢れ出ている訳で、知らず知らずのうちに
頭の中に刷り込まれて“それが良くなっちゃう”って訳だ。
一時騒がれたサブリミナル効果ですな~。
陽が当たらないアーティスト達か・・・、続けていれば、どこかでチャンスは
巡ってくるはずなんだけどな・・・・・。

続・名盤を探しに行こう/あれも聴かなくちゃ!これも聴きたし!
Vol.27(1996年7月号掲載)


ニューヨークのアンダーグラウンド・シーンが生み出したパティ・スミスの
色褪せないロックンロール。


先月のトッド・ラングレンの作品について、某音楽関係者から“中古盤屋から
プレミアム盤で¥6,800で手に入れた云々”などと経験談をFAXで頂き、ハァ~、
結構読んでいる人がいるもんだ。などといたく感激している今日この頃の俺です。
まぁ、音楽関係者っていったって全然音楽に愛情持っていないようなのがウヨ
ウヨいる昨今、匿名ながらワザワザそういうFAXを送ってくれる君には頭が下
がる思いですわ。
反面、こりゃ~いい加減な事は書けんな。っと身が引き締まる程のプレッシャー
を感じつつ、さて、今月は何にしようか?の毎日なのです。
そういえば、先月の原稿を書いている真っ最中に、念願のZELDAのコンサートを
見る事が出来、胸の奥に突っかかっていたものを、また、一つ取り除く事が出来た。
何せ、CD紹介でも書いたように、ここ数年の彼女達の絶好調振りは、是非ナマで
味あわなきゃ!の思いが強かったからな。それにしても、寂しいお客さんの入り!
あぁ~、日本の音楽界は益々偏って行く!
でぇ、彼女達が出てきたのは確かPUNK/NEW WAVE旋風が吹き荒れた頃。
当日演奏された作品の中には、そんな頃の臭いを感じさせるところもあって、ちょっ
ぴりとノスタルジックな気持ちにさせてもらった。
そうそう、そのPUNK/NEW WAVEで思い出したけど、先月のトッドのアルバム・
タイトルに付いている“Runt”とは小動物の事を指すらしく、ニューヨーク・パンクの
女王(今時、こんな言葉を使うのは何かスッゲェ~恥ずかしいっす)パティ・スミスが
トッドにつけた愛称なのです。
そんな訳で、せっかくパティの話が出たので今月はパティ・スミスのアルバムを取り
上げる事にします。
この名盤コーナーで、この手のモノを取り上げるのはTHE CLASHの「LONDON
CALLING」以来の事。
それはどうもあの当時から所謂パンク系の音楽には否定的だった個人的姿勢が
反映しているみたい。
嫌いって事じゃなくて、例えばパンクっていうとTELEVISIONの「MARQIUEE MOON」
が真っ先に思い浮かぶし、RAMONESもSEX PISTOLSもDAMNEDも聴きました。
でも、所詮はあの時代のロックンロールじゃん。
EAGLESが「HOTEL CALIFORNIA」で終焉を飾った軟弱カリフォルニア産ロック全盛
の後、そのプリミティヴさを武器に、時代の勢いとファッション性で音楽的未熟さを
補っていたってのが正体だろう。な~んて書いたら、お叱りがバンバン来たりして・・・。
まぁ、低迷していたロック界のカンフル剤的役割は充分したとは思うけど。
さて、そんな事よりパティ・スミスである。
`75年に「HORSES(邦題:牝馬)」でデビューした彼女が、カラーでジャケットに登場
したのが`78年に発表したアルバム「EASTER」である。

`76年にライヴ最中にステージから転落して怪我を負う、というアクシデントから
文字通り復活した彼女の3枚目の作品だ。
久々に引っ張り出して聴いてみると、全米で大ヒットしたしたブルース・スプリングス
ティーンとの共作「because the night」はじめ、収められたそれぞれの作品が、意外
な程ポップに聴こえてくるのには驚くと共に、この手のものに付き物の、過ぎ去った
時代の古臭さがあまり感じられない事。
勿論、彼女の出発点とも言えるポエトリー・リーディングに被せるように入ってくる
「rock’n roll nigger」や「25th floor~high on rebellion」あたりにパンク的臭いを嗅ぎ
取る事も可能だ。が、なによりもロックン・ローラーとして、そして表現者としてエネル
ギーに満ち溢れたパティを垣間見る事が出来る1枚だ。
一方のZELDAだが、活動再開後の快進撃の源とも言えるのがアルバム
「LOVE LIVE LIFE」だろう。

4人の乙女達(!?)がジャメイカに乗り込んで作り上げた世界は、それこそカラッと
晴れた青空の下で聴くのに相応しい良質のナチュラル・ポップ・チューンだ。
あぁ~、こんなにいい音楽が一杯あるのに、どうして仲々陽が当たらないないんだ
ろうな。目覚めよ人民達!って訳じゃないけど、皆、垂れ流しの音楽に洗脳されるな!
  

Posted by keith yoshida at 18:02Comments(0)名盤を探しに行こう!