さぽろぐ

趣味・エンタメ  |札幌市北区

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2015年02月06日

ディランが残したもの

THE NEW BASEMENT TAPES「 LOST ON THE RIVER」
を聴いている。

まったく期待しないで聴いたら、ちょっとハマッちゃいました。
その存在は知っていたが、誰が参加しているとかは全然気にしていなかった。
聴いてElvis Costelloに似ているな〜、と、
思ったらコステロだったりして・・・。
カントリーっぽいものに抵抗がないから尚更。
曲によってはTchad BlakeやらDaniel Lanoisが制作に
参加してるんじゃないかと勘違いしてしまう作品も。
海外アーティストの発掘音源の連発にはついていけないが、
このような形での作品化ってぇのは、ちょっと画期的かも!
それにしても、あの時代は湧き出るように作品が産み出されても、
陽の目を見ないままお蔵入りしてしまう作品が多かったって事でしょう。
そりゃ〜、掘れば必ず出て来るって訳じゃないけど、
Bob Dylanに限らず探す価値はある。
で、この作品。
思わぬところでディランとのコラボは、
ミュージシャン冥利につきるし、プロデュースした方も流石!
T Bone Burnett、良い仕事したね!
日本の音楽史の中で、こんなことは起こる事はないだろう。
  

Posted by keith yoshida at 10:19Comments(0)音楽

2015年02月03日

眠気との戦い!

久し振りに音楽本を読んだ。
ものはNeil Young「WAGING HEAVY PEACE」(ニール・ヤング自伝)

1巻2巻に分かれていて総ページ数は700頁を越える。
700頁を越えるものだから、
読み終えるのに2週間程掛かった。
やたら時間がかかったのは、頁数が多いだけではなく、
読みだすと直ぐに眠くなるという、
読書における個人的な理由もある。
英文を訳したものだから、ちょっと文章が読みづらい部分もあるが、
概ね問題ない。
知っている事、知らない事がたくさん出ているが、
何といっても“車”だ。
こんなに一杯出て来るとは思ってもいなかった。
そのカーマニア振りは、実際に彼を訪ねていった事のある、
とあるアーティストから話を聞いた事があった。
膨大なカーコレクションを見る為に、
巨大なガレージに連れて行かれた話だ。
それでそのマニア振りは知ってはいたが・・・だ。
そして、当然、いくつものアルバムの話が出て来るが、
その全てを手にしている訳ではないが、その殆どと
付き合ってきた。
それはある意味、彼の車同様、膨大なコレクションで、
今までよく付き合ってきたな!と我ながらに関心。
今の音楽の有り方などに不満があるから、自らponoをスタートさせたり、
作品創りに、どう立ち向かっているのか!など、
興味が尽きない内容が盛りだくさん。
特に音に関しては、アーティスト達がどれだけスタジオで
良い音を出しているか!
そしてそれを皆に聴いて貰いたい一心でponoの開発に至った云々は、
分かるような気がした。
アーティストが音にかける想いが、
どれだけのモノかを知っているか知らないか!で、
その作品への接し方が変わる。
表現しているものが、ちゃんと伝わらない口惜しさみたなものが
あったんだろう。
だから、もっとまともな音で聴いて欲しいって事なんでしょう。
今やデジタル化とインターネットのお陰で、
まともな音源を聴いた事のない世代がドンドン産まれている。
そんな危機感はニールだけではなく、
ちゃんと音楽制作をしているアーティストなら、
誰もが持っていると思われる。
音楽の未来への投資!
これには彼が言う詩神も大賛成だろう。
どれだけ日本国内にニール・ファンが居るかは分からないが、
未読な方は一読を薦める。
それにしても、割と最近までハッパを吸っていたとは・・・(笑)。
  

Posted by keith yoshida at 16:17Comments(0)音楽