keith yoshidaの新・飯がわりに1枚!(Again) › 2025年01月
2025年01月31日
そして誰もいなくなった・・・いや、なりそう
先日、The BandのGarth Hudsonの訃報が届いた。
音楽を聴く楽しみを教えてくれた、
`60~`70年代から活躍したアーティスト達の訃報は、
いつの間にか毎日のように届く事に・・・。
今回、ガースの訃報を受けて真っ先に頭に浮かんだのは、
ザ・バンドのメンバーが全てこの世から去ってしまった事。
もう誰も存在していないので、
何か本当にザ・バンドが消滅してしまった感じがした。
一つのバンド毎、全員居なくなると云う例を知らないので、
何か本当に消滅してしまったような気がして、
とてつもなく寂しい気持ちになった。
あの当時のアーティスト達が一人、二人と鬼籍に入っていくのは、
これだけ年月が経っていれば当り前だが、
その後を追うようにBarry Goldbergの訃報も届いた。
暫く聴く事のなかった彼のソロアルバムを引っ張り出して聴いた。

いくつかのバンド活動で残したレコードよりも、
聴き込んだソロ作の方が、
個人的にはしっくりくる。
Rod Stewartが唄った「It’s Not The Spotlight」や、
Gladys Knight And Pipsで大ヒットした「Imagination」の共作者であり、それらの曲が収録された作品でもある。
クレジットを見るとプロデュースにBob Dylanの名前があった。
余りにも久々に聴いたので、
そんな大事な事も忘れていた。
そうそう、ザ・バンドは「ビッグピンク」は未だに良く聴く事があるので、今回は久々に「Cahoots」を選んだ。

こうして聴きながら冥福を祈るのが、
音楽の楽しみ方を教えてくれた先人達への弔いだと思っている。
こんな事を書いていたら、
今度はMarianne Faithfullの訃報が。
なんかな・・・。
音楽を聴く楽しみを教えてくれた、
`60~`70年代から活躍したアーティスト達の訃報は、
いつの間にか毎日のように届く事に・・・。
今回、ガースの訃報を受けて真っ先に頭に浮かんだのは、
ザ・バンドのメンバーが全てこの世から去ってしまった事。
もう誰も存在していないので、
何か本当にザ・バンドが消滅してしまった感じがした。
一つのバンド毎、全員居なくなると云う例を知らないので、
何か本当に消滅してしまったような気がして、
とてつもなく寂しい気持ちになった。
あの当時のアーティスト達が一人、二人と鬼籍に入っていくのは、
これだけ年月が経っていれば当り前だが、
その後を追うようにBarry Goldbergの訃報も届いた。
暫く聴く事のなかった彼のソロアルバムを引っ張り出して聴いた。

いくつかのバンド活動で残したレコードよりも、
聴き込んだソロ作の方が、
個人的にはしっくりくる。
Rod Stewartが唄った「It’s Not The Spotlight」や、
Gladys Knight And Pipsで大ヒットした「Imagination」の共作者であり、それらの曲が収録された作品でもある。
クレジットを見るとプロデュースにBob Dylanの名前があった。
余りにも久々に聴いたので、
そんな大事な事も忘れていた。
そうそう、ザ・バンドは「ビッグピンク」は未だに良く聴く事があるので、今回は久々に「Cahoots」を選んだ。

こうして聴きながら冥福を祈るのが、
音楽の楽しみ方を教えてくれた先人達への弔いだと思っている。
こんな事を書いていたら、
今度はMarianne Faithfullの訃報が。
なんかな・・・。
2025年01月14日
「愛は惜しみなく」を追いかけて
「愛は惜しみなく」は「Love Has No Pride」と云う曲の邦題だ。
先月、北海道新聞のコラム“天辰保文の音楽アラカルト”にLibby Titusの事が書かれていて、彼女の代表曲として「ラヴ・ハズ・ノー・プライド」が挙げられていた。
この曲に出会ったのLinda Ronstadtのアルバム「Don't Cry Now」(1973年作品)の中の1曲として。
余りにも良い曲だったので、何度も聴き返した記憶があるし、
今でも時折聴く曲でもある。
このアルバム自体、リンダの歴史を振り返った際には、
余り話題に挙がらない1枚かもしれないが、
70年代のウェストコーストのロックシーンの中では、
個人的には大事な1枚と思っている。
この曲に出会った当時、
作者のEric Justin Kazには注目したが、
リビーの事は、彼女のアルバムが出るまで蚊帳の外だった。
今もそうだが、良い曲に出会うと、
その作品の作者の事を知りたいと思うし、
唄っているなら、その人で聴いてみたいと思うが、
当時もそれは同じだった。
そんな訳で、エリックの出ているのかどうかも分からない作品を探す事になる。
如何せん、当時は情報が限られていたので、
彼の活動歴などは一切不明で、
レコード店に行っても売っていなかった。
そうこうしているうちに、
雑誌広告で東京の輸入盤専門店の販売リストに、
彼の名前を見つけ、レコードが出ている事と、
輸入盤でなら手に入る可能性がある事を知るが、
当時、北海道では輸入盤を扱ってる店が限られていたので、
中々、手に入れる事は出来なかった。
最初に手に入れたのはセカンドアルバムの「 Cul-De-Sac 」。
遅れてファーストの「If You're Lonely 」を手に入れた。
が、どちらのアルバムにも「ラヴ~」は収録されておらず、
勝手に唄っていると思ったのは、俺の早とちりだった。
そのエリック自身が唄う「ラヴ・ハズ・ノー・プライド」は、
1976年のAmerican Flyerのアルバムまで待たなければならなかったので、知ってから3年程の時間を要した。

今回、何気なくネットを調べていたら、
この曲のオリジナルはBonnie Raittとなっていた。
これは彼女の為に書き下ろした曲で、彼女が初出?と云う事か?
そして邦題は、どうもこの曲をリンダがシングルカットした際に付けたようで、シングル化もそうだが、シングル盤自体が日本でリリースされていた事を初めて知った。
因みに「ドント~」収録の際は原題のままで、
後にグレーテストヒッツをリリースした際には、
しっかりと邦題でクレジットされている。
また、日本人も何人かカヴァーしている事も初めて知った。
長年聴いていながら、知らない事が次々と出てくる。
こうしたネットに挙がっている情報をどこまで信じていいのかはあるが、
今更ながらに面白い。
こんな事を書いていたら、この先、
この曲みたく追いかけたくなる作品やアーティストに出会えるんだろうか?
と云う疑問が沸いてきた。
思えば21世紀に入ってから追いかけたのは、
Tedesch Trucks BandとKamasi Washingtonの二組だけ。
とは言っても、追っかけ具合はそこそこだ(笑)。
これだけ色々な音楽が無限に聴ける時代でも、
出会って夢中になるのは限られている。
勿論、こちらの音楽の欲し方も変わってきているし、
音楽に対するエネルギーの使い方も変わったのもあるが・・・。
何か寂しい気もするね。
先月、北海道新聞のコラム“天辰保文の音楽アラカルト”にLibby Titusの事が書かれていて、彼女の代表曲として「ラヴ・ハズ・ノー・プライド」が挙げられていた。
この曲に出会ったのLinda Ronstadtのアルバム「Don't Cry Now」(1973年作品)の中の1曲として。
余りにも良い曲だったので、何度も聴き返した記憶があるし、
今でも時折聴く曲でもある。
このアルバム自体、リンダの歴史を振り返った際には、
余り話題に挙がらない1枚かもしれないが、
70年代のウェストコーストのロックシーンの中では、
個人的には大事な1枚と思っている。
この曲に出会った当時、
作者のEric Justin Kazには注目したが、
リビーの事は、彼女のアルバムが出るまで蚊帳の外だった。
今もそうだが、良い曲に出会うと、
その作品の作者の事を知りたいと思うし、
唄っているなら、その人で聴いてみたいと思うが、
当時もそれは同じだった。
そんな訳で、エリックの出ているのかどうかも分からない作品を探す事になる。
如何せん、当時は情報が限られていたので、
彼の活動歴などは一切不明で、
レコード店に行っても売っていなかった。
そうこうしているうちに、
雑誌広告で東京の輸入盤専門店の販売リストに、
彼の名前を見つけ、レコードが出ている事と、
輸入盤でなら手に入る可能性がある事を知るが、
当時、北海道では輸入盤を扱ってる店が限られていたので、
中々、手に入れる事は出来なかった。
最初に手に入れたのはセカンドアルバムの「 Cul-De-Sac 」。
遅れてファーストの「If You're Lonely 」を手に入れた。
が、どちらのアルバムにも「ラヴ~」は収録されておらず、
勝手に唄っていると思ったのは、俺の早とちりだった。
そのエリック自身が唄う「ラヴ・ハズ・ノー・プライド」は、
1976年のAmerican Flyerのアルバムまで待たなければならなかったので、知ってから3年程の時間を要した。

今回、何気なくネットを調べていたら、
この曲のオリジナルはBonnie Raittとなっていた。
これは彼女の為に書き下ろした曲で、彼女が初出?と云う事か?
そして邦題は、どうもこの曲をリンダがシングルカットした際に付けたようで、シングル化もそうだが、シングル盤自体が日本でリリースされていた事を初めて知った。
因みに「ドント~」収録の際は原題のままで、
後にグレーテストヒッツをリリースした際には、
しっかりと邦題でクレジットされている。
また、日本人も何人かカヴァーしている事も初めて知った。
長年聴いていながら、知らない事が次々と出てくる。
こうしたネットに挙がっている情報をどこまで信じていいのかはあるが、
今更ながらに面白い。
こんな事を書いていたら、この先、
この曲みたく追いかけたくなる作品やアーティストに出会えるんだろうか?
と云う疑問が沸いてきた。
思えば21世紀に入ってから追いかけたのは、
Tedesch Trucks BandとKamasi Washingtonの二組だけ。
とは言っても、追っかけ具合はそこそこだ(笑)。
これだけ色々な音楽が無限に聴ける時代でも、
出会って夢中になるのは限られている。
勿論、こちらの音楽の欲し方も変わってきているし、
音楽に対するエネルギーの使い方も変わったのもあるが・・・。
何か寂しい気もするね。