さぽろぐ

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2010年08月19日

名盤/スタカン&システムD

続・名盤を探しに行こう!「あれも聴かなくちゃ!これも聴きたし!」
Vol.97(2002年 5月掲載)


systeme-dについて調べようと思ってネッ上をあっちこっち探して
みたが、全然見つからなかった!
(同名の海外のアーティストはあったが!)
で、持っているCDも探したが、これも見つける事が出来ず。
今の時代、一応、おおやけに出たものが、ネット上で全然ヒットしない
となると、完全にその存在が否定されたような感じで、ちょっとブキミな
感じがする。
メンバーの一人“杉山洋介”は、文中にあるようにParis matchという
ユニットで未だ活動中で、その経歴の中に名前を発見出来たのが、
せめてもの救いと言えば救いだが・・・・・。
こうなると例によって無い物ねだりで、むしょうに聴きたくなる。
間をおいた音楽は、記憶の中で音が美化されている事が多いから、
聴いたら聴いたで“あれっ、こんなんだっけ?”ってなるとは思うけど・・・。
それとスタカンのこのアルバムは、割りと聴いた方ですね。
彼らをちょっとだけ追いかけて、その後、今度はポール・ウェラーを
ちょっとだけ追いかけてと、ま、そんな“ちょっとだけ”な関係を
続けた人たちです。
それにしても、この頃からラジオに“もっとヒップな音楽を!”なんて
思っていたのか・・・。
ラジオは相変わらず、何かをしながら聞く事が多いけど、以前のように
“これは!”という気になる曲が流れる事がなくなった。


スタカンが届けてくれたヒップなヒップな音楽!

 今シーズンは昨年の12月に“冬”が集約されていたような感じで、
年明けからのだらだらとした冬のお蔭で、随分と早い春気分を味わ
せて貰っている。何かこの調子で行くと、この号が出ている5月には
初夏になって、サッカーのワールドカップが真っ盛りの頃には夏!って事には
なっている~訳ないよな。
そのワールドカップの注目の試合「イングランドVSアルゼンチン戦」に、あの
悪名高いフーリガン一行は来札するんでしょうかね。特にイギリス勢はスゲ
ェ~らしいので、試合当日は勿論の事、その数日間はススキノ近辺とか
札幌の中心部辺りには、出来るだけ近付かない方がいいみたいです。
 さて、そんなサッカ-話は置いておいて本題に入ります。イギリス勢つい
でに、音楽のイギリス勢の話です。
 個人的には、60年代のブリティシュ・イノベーション以降、どちらかと言うと
どんどんアメリカものの音楽に傾倒して行った訳だが、これまでに何度
かイギリス側に引っ張られた事があった。その一つにTHE STYLE
COUNCILの登場があった。
 時はパンク、ニューウェイヴ勢が一段落した’82年。このスタイル・カウンシルの
主役でもあるポール・ウェラーは“THE JAM”を解散後、直ちにこのフレキシブ
ルな編成のバンドを結成する。フレキシブルと言っても最愛のパートナー
だけは別で、その相手が何故かオルガン奏者のミック・タルボットというのが
ミソ。
 彼らのデビュー・アルバム「CAFÉ BLEU」がリリースされたのが’84年の事。
当時、ノーマークだった彼らを教えてくれたのが某レコード店のT氏。
「格好いいから、騙されたと思って聴いてごらん!」と差し出された
輸入盤が、この「カフェ・ブリュ」だった。

 このアルバムには2曲の彼らの代表曲が収められている。「My Ever
Changing Moods」と「You’re The Best Thing」。
まぁ、音楽好きなら聴けば「あぁ~、この曲」って事になる程、どこかで
耳にした事がある曲だろう。
そしてレコード時代ならではのA・B面でそれぞれコンセプトの違うサウンドを
聴かせる。
が、それがなんの違和感もなく同居している。ジャズやボッサ・ノヴァ、
そしてソウルにファンクなど、色んなテイストに彩られたサウンドは、当時随分と
スタイリッシュに聴こえた記憶があるが、今回久々に聴き返してみても、
未だにそれが色褪せていない事を実感した。
う~ん、彼らが後の音楽界に残した功績は大きい。
 このアルバムに収録されている曲名から名前を戴いたような“Paris Mat
ch”のメンバーとして現在活躍中の杉山洋介。彼が以前組んでいたユニット
“systeme-d”の唯一のフル・アルバム「Colors」は、スタカンに負けず劣らずの
グルーヴィーさとお洒落っぽさを感じさせた作品。
ちょっとリリースした時期が早かったかな(!?)、知る人ぞ知る1枚になっちゃた。
当時、彼らを認めたのはFM NORTHWAVEだけ。
う~ん、ラジオ局の皆様、ヒップな音楽を、も、も、も、もっと届けて!頼むぜ。


■資料■
THE STYLE COUNCIL / CAFE BLEU / 1984年度作品
Systeme-d / COLORS / 1994年度作品
  

Posted by keith yoshida at 11:16Comments(0)名盤を探しに行こう!

2010年08月09日

パッケージの未来(!?)

限定プレスって言葉につられて、躊躇なく買ってきたPRINCE
新譜(!?)「20TEN」
このアルバムも「Planet Earth」同様、欧州各地の新聞に無料で
添付された作品らしい。
それにしてもチープなジャケットな事。

この劇画調のイラストの薄すっぺらな紙ジャケに入っているだけ。
レベルで言うと、良くあるインディーズのフリーCDや、家電店で
配られている無料ソフトみたい!
(無料添付されたのと同じモノか?)
盤面には綺麗っぽいイラストが描かれているのが救いと言えば、
救いですけど・・・。
それにしてもパッケージそのものにお金を掛けないのは、先を
見越してやっている事なのかしらん。
CDパッケージの先々は、こんな風に簡素化するか、総合芸術的に
工夫したモノにするかの両極端な方向になりそうな感じがする。
音の方はと言うと、ザッーと聴いた感じ、ポップでファンクで
メロディアスで、ま、軽くて聴き易い。
と言うか、ここんところのプリンスって、以前のように切れ込む
ような鋭さを感じない。
(前作の「LOTUS FLOW3R」もそうだが、俺の聴き方が
悪くて感じないのかなぁ・・・)
そう感じるのは、2002年の札幌公演以来、どうも俺がプリンスに
のめり込むって事がなくなってしまったのが原因なのか、それとも
革新的だった頃をいつまでも引っ張って、過剰なまでのものを期待
し過ぎるのが良くないのか・・・。
さぁ、どっちだ!!!
  

Posted by keith yoshida at 19:05Comments(0)音楽

2010年08月07日

飯がわりに一撃を!/最後のレッドが・・・

暑さしのぎも兼ねて、厚別へ!
大谷地から、いつもの道をのんびり歩きながら向ったが、
途中で結構汗が滲んできた。
アウェイ側ゴール裏に陣取ったが、いつもなら嫌な風も、
今日は実に心地好く、いい感じ。
ハーフタイムでホーム側に移る頃からポツリポツリと雨が。
天気予報通り、この後、ザァーザァー降りか!と覚悟して、
合羽を着用。
が、通り雨程度の降り方だったので良かった。
やっぱり、合羽を着ながらの観戦は、ちょっと嫌。
最下位相手にどうにか勝利。
2-0の結果には文句はないけれど、素人の俺でも「下手くそ!」
と叫びたくなるシーン、多々あり!
それにしても高木さん。
あれだけボールを引き出す動きをして、どうにかゴールに結び
付いて良かったすっね。
まぁ、2枚目のイエローカードは「?」ですけど。
審判も注意だけで止めときゃいいのに!あれは!
次節のヴェルディ戦の出場停止はイタイ!

P.S)ワンチャンス決めてくれよ!中山さん。(と言うか、せめて
枠の中へ・・・)
  

Posted by keith yoshida at 19:39Comments(0)Consadole

2010年08月04日

ミス・オーデル、その後・・・

見つけました!
George Harrisonのシングル盤「Give Me Love」。
時間が空いたので、ちょっと立ち寄った中古レコード屋で発見。
探し始めて、確か4軒目かなっ。
積み重なっていたシングル盤を何気に見たらありました。
見つかる時は、あっけないもの。
前の3軒を廻った後は、「こりゃ~、意外と出回ってないかも!」
なんて思っていたけどね~。
「MISS O’DELL」聴きました。
まさしく、シングルのB面の曲だね!って感じ。
サクサクと録りました!といった雰囲気が充満してます。(笑)
あぁ~、ジョージの事をネットで色々探っていたら、
この曲、2006年にアルバム「Living in the Material World」
がリイシューされた時に、ボーナストラックで収録されていました。

CD化されていないような事を書きましたが、訂正しておきます。
で、オーデルさん、雑誌“Rolling Stone”8月号に再掲載された
1972年のローリング・ストーンズのツアー記事に、度々、名前が
登場していました。
と言う事は、映画「STONES IN EXILE」にも登場か?と。
買ったままで、まだ観ていないDVDを早く観なきゃ!
  

Posted by keith yoshida at 10:13Comments(0)音楽

2010年08月02日

彼女の言い分!

安藤裕子というシンガー・ソングライターが居る。
少し前の事になるが、彼女が自身のブログで“音楽の危機”に
ついて書いた事が、波紋を呼んでいるとか・・・。
読んで頂ければ分るが、結構強い言葉で綴られた文章がそこには
あって、瀕死の状態にある今の音楽のあり方を訴えている。
(7/17付のmy room参照)
彼女が搾取されていると感じているのは、どこの誰を指している
のかは分らないが、確実にそう感じさせるものがあるから、
そう書いているのだろう。
それとCDと言うフォーマットが、ユーザーに必要とされなく
なったとも書いてあるが、それはここのところのCD不況を
受けての事か。
レコードからCDへと音楽を保存するフォーマットが替わり、時を
同じくしてCDバブル時代へと突入し、レコードメイカーや、
そこに携わる多くの人が、その恩恵を受けた、いや受けたはず。
が、しかし今は時代の変化によって、音楽の入手の仕方や聴き方が
変ってしまおうとしている。
その筆頭が配信!
単なるデータのやり取りで音楽が簡単に手に入る。それも安価で!
クリス・アンダーソン著書「FREE」によれば、そういったモノは
いずれは限りなく無料に近づくと書いてある。
と言う事は、音楽もそういう事になっていくのか(!?)
いやいや実際そうなっている。違法サイトでね!
というより、売り手側のメイカー自体が、プロモーション・ツール
としてYouTubeでミュージッククリップを流したり、HP上での
試聴など、無料で音楽を提供している。
「良い音で!」とかの、聴く環境を気にしなきゃ、それで充分。
って人も多いはずで、飽きるまで何度でも聴けばいいし、ヘビー
ユーザーじゃなければ、ハイ!それでお仕舞い。って事にも!
そしてCDはと言うと、大半が初回生産限定盤と銘打って、DVD付の
CDを売っている。
DVDは内容にもよるが、以前だったら充分にそれ自体が単体の作品
として成立するものまであって、もしかしたら逆にCDがオマケ(!?)
なんて思えてしまうものまである。
これって実に本末転倒な事。
まぁ、どうみても作品の安売りですな。
ユーザーもそうした事に慣れしまっているから、CD単体のモノだと
購買意欲をそそられないのかも知れない。
こうして悪循環に陥って、メイカーは自分達で自分の首を絞める事
になっているし、アーティストは不本意な形で作品を提供しなきゃ
ならない事もある。(これ以外にも色々あるだろう・・・)
まぁ、彼女が危惧する状況がある事は確かなので、ホントに音楽に
携わっていると思っている人たち一人ひとりが、今のこうした状況を
真剣に考えて、何をしたらいいのかを探って行動に移すしかない。
それには勇気が必要な時だってある。
例えば、それは彼女が書いているように、音楽に“金の臭い”だけを
求めている輩も多いから、そういった人たちと戦う勇気とか、利益を
追求する企業(当たり前だけど)の中にいる人達との戦いとか、
こうした状況に全く危機を感じていない寝惚けた奴らとか・・・、
そりゃ~思っている以上に大変だ。
音楽を商売にするのは結構だけど、音楽はあくまでも文化なのです。
そこを踏まえて物事を考えないと、アーティストと呼ばれる人たちは
報われない。
安藤裕子さんが“牙を剥く!”相手は誰なのかは知らないが、こうした
発言が切っ掛けとなって、いい意味での起爆剤となり、目覚める人が
一杯出てくるといいな。
俺は常々、音楽から受けた恩恵に対しては還元しなければ!と思って
いる。それがどんな形であろうとも。
だから、俺は俺のやり方で出来る範囲の事をやるだけ!
彼女の勇気ある発言に拍手を送りたい。

  

Posted by keith yoshida at 15:50Comments(0)音楽