keith yoshidaの新・飯がわりに1枚!(Again) › 2007年09月
2007年09月27日
名盤/ドゥービーとセンチ
この夏の間に書いてしまおうと思っていた“夏シリーズ”な名盤なんですが、
物事って思ったように行かないのが常ですよね。
大体ウェストコーストの音楽で夏を!なんて企画、今頃考えるのは、頭の中
が古いラジオ番組のディレクターくらいなもんでしょ。
今の若者はReggaeで夏を乗り切ります!多分!
イーグルスが来るの来ないの!ってのは来日の噂があった頃の話なんで
しょうか?
この近辺で来日していて、俺は東京ドームで観た覚えがある。でぇ、来日記
念でナンか新譜出たような出ないような・・・。
CDを探して探して・・・漸く見つけました。
「HELL FREEZES OVER」。何だか、新曲やらカヴァーが入っていて、おま
けにライヴ録音でベスト盤的選曲が入っていたりして、ツアーに合わせて
急遽作ったのかしらん。聴いたんだろうが、覚えていないような作品。
20数年ぶりに新録の作品が出る!って騒いでいたけど、これは`94年のリリ
ース。騒ぎは何だ!?
ドゥービーズもC.C.Rと並んで(と書いたら語弊がある?)再評価がされない
バンドのひとつ。
う~ん、なかなか聴こうと思わないアーティストで、俺、CDで買い直したのが
全く無い。
たまにラジオなんかから流れてくる「ロング・トレイン・ランニン」なんかを聴いた
だけで満足しちゃって、そこから先へと進まない。
まぁ、いいか!
センチは、去年だか一昨年に確か新作が出たな~。
詳しい活動状況やメンバーがどうなっているかは知らないけど、長寿なバンド
だこと。
名盤を探しに行こう! Vol.16(1995年8月号掲載)
西海岸の田舎者と東海岸の都会野郎が結び付いた名作
約束通り(!?)3カ月連続のテーマ“この夏はウェスト・コースト・サウンドだ!”
なんですが、流石に飽きちゃってきたな~。
と言うよりも、自分の感性の志向が、どうも、そっちの方に向いて行かないの
で、何を聴いてもつまらんのですわ。
な~んて書いたら、折角読んでくれている方々に失礼だよネ!反省!反省!
オマケにもうひとつ反省して、今月もしっかり気合を入れて書きましょう。
え~と、男女それぞれ紹介したから、お次は、そうそうバンドだよね。
夏:ウェスト・コースト:バンド=ビーチ・ボーイズっていう方程式は、あまりに
古過ぎるし、来るんだか来ないんだかあやふやイーグルズっていうのも腹立
たしいし・・・、そんなこんなで迷っていると、救いの神様は、テレビから微笑ん
でくれたのです。ハイ!
聴き覚えのある軽快なギターのリフに埃っぽい歌声が・・・、あぁ、いたな~い
たな~、こんなバンドがいたな。と、テレビに目をやると、車のCFが。
ナント、グラミー賞を獲得したL.A.を代表するバンドをすっかり忘れちゃってい
たんすネ。
あの“マリファナ兄弟”こと“The Dooobie Brothers”の事を。
(“ドゥービー”とは、カリフォルニアではマリファナを指すスラング)
何か、日本にも絶頂期と再編成時に公演しにきているし、初期の代表曲の
“Listen To The Music”や“Long Train Runnin”は、ヒット・チャートを賑
わし、ディスコ・バンド(古い言葉)からアマチュアまでコピーに精を出していたし、
アルバム・セールスも悪くないんだけど、どうも存在感が薄いんだな~。
さて、その存在感が薄いドゥービーズは、度々メンバー交代をしながら、解散
ツアーの模様を収めた`83年のライヴ盤を含めて、10枚のアルバムを発表
している。(再編後は別)
その絶頂期をどこにするかは、度重なるメンバー・チェンジによるサウンドの
変遷もあり、一つの大きな括りとするのは難しいかもしれないが、トム・ジョン
ストン在籍時を前期、マイケル・マクドナルド在籍時を後期とするなら、前期
は前述したヒットを生み出し始めた`72~`73年頃で、後期は、それこそグラ
ミーを獲得した`78年のアルバム「Minute by Minute」あたりか。
今回は、その「Minute by Minute」じゃなくて、その2年前に発表された
「Takin’It The Street」を紹介しようと思う。

`76年にリリースされたこの作品から正式にマイケルが参加。トリプル・ギター
とツイン・ドラムのスリリングで豪快なノリのサウンドで大成功した前作「スタン
ピード」とはうってかわって、ジャズやソウルっぽいテイストを増し、歌にキーボ
―ドにとR&B狂のマイケルの活躍が目立ち、それまでの歯切れのよいギター
バンドから、キーボード主体のポップ・ソウル風の新生ドゥービーズの幕開け
を告げた一枚が、この「ドゥービー・ストリート(邦題)」なのです。
当時、その飛び抜けた音の良さと、洗練されたサウンドに驚いたのは古くから
のドゥービー・ファンだけじゃなかったハズだ。
今聴いても全然古さを感じさせない、実にいいアルバムだと思う。
さて、日本にもL.A.辺りのサウンドを目指して多くのバンドが70年代に生まれ
たが、こうして名前を思い出そうと思っても出てくるのは僅か。
やっぱり、真っ先に思い出したのがセンチメンタル・シティ・ロマンス。

彼らのデビュー・アルバム「センチメンタル・シティ・ロマンス」は、
勤勉日本人の面目躍如(!?)と思える程、現地のメンバーよりL.A.周辺の音が
詰まっているような気がする1枚で、純粋な程、憧れを追求した結晶を覗いてい
るようだ。
さぁ~、夏はやっぱり爽快なウェスト・コースト・サウンド!聴いてくれよ!
物事って思ったように行かないのが常ですよね。
大体ウェストコーストの音楽で夏を!なんて企画、今頃考えるのは、頭の中
が古いラジオ番組のディレクターくらいなもんでしょ。
今の若者はReggaeで夏を乗り切ります!多分!
イーグルスが来るの来ないの!ってのは来日の噂があった頃の話なんで
しょうか?
この近辺で来日していて、俺は東京ドームで観た覚えがある。でぇ、来日記
念でナンか新譜出たような出ないような・・・。
CDを探して探して・・・漸く見つけました。
「HELL FREEZES OVER」。何だか、新曲やらカヴァーが入っていて、おま
けにライヴ録音でベスト盤的選曲が入っていたりして、ツアーに合わせて
急遽作ったのかしらん。聴いたんだろうが、覚えていないような作品。
20数年ぶりに新録の作品が出る!って騒いでいたけど、これは`94年のリリ
ース。騒ぎは何だ!?
ドゥービーズもC.C.Rと並んで(と書いたら語弊がある?)再評価がされない
バンドのひとつ。
う~ん、なかなか聴こうと思わないアーティストで、俺、CDで買い直したのが
全く無い。
たまにラジオなんかから流れてくる「ロング・トレイン・ランニン」なんかを聴いた
だけで満足しちゃって、そこから先へと進まない。
まぁ、いいか!
センチは、去年だか一昨年に確か新作が出たな~。
詳しい活動状況やメンバーがどうなっているかは知らないけど、長寿なバンド
だこと。
名盤を探しに行こう! Vol.16(1995年8月号掲載)
西海岸の田舎者と東海岸の都会野郎が結び付いた名作
約束通り(!?)3カ月連続のテーマ“この夏はウェスト・コースト・サウンドだ!”
なんですが、流石に飽きちゃってきたな~。
と言うよりも、自分の感性の志向が、どうも、そっちの方に向いて行かないの
で、何を聴いてもつまらんのですわ。
な~んて書いたら、折角読んでくれている方々に失礼だよネ!反省!反省!
オマケにもうひとつ反省して、今月もしっかり気合を入れて書きましょう。
え~と、男女それぞれ紹介したから、お次は、そうそうバンドだよね。
夏:ウェスト・コースト:バンド=ビーチ・ボーイズっていう方程式は、あまりに
古過ぎるし、来るんだか来ないんだかあやふやイーグルズっていうのも腹立
たしいし・・・、そんなこんなで迷っていると、救いの神様は、テレビから微笑ん
でくれたのです。ハイ!
聴き覚えのある軽快なギターのリフに埃っぽい歌声が・・・、あぁ、いたな~い
たな~、こんなバンドがいたな。と、テレビに目をやると、車のCFが。
ナント、グラミー賞を獲得したL.A.を代表するバンドをすっかり忘れちゃってい
たんすネ。
あの“マリファナ兄弟”こと“The Dooobie Brothers”の事を。
(“ドゥービー”とは、カリフォルニアではマリファナを指すスラング)
何か、日本にも絶頂期と再編成時に公演しにきているし、初期の代表曲の
“Listen To The Music”や“Long Train Runnin”は、ヒット・チャートを賑
わし、ディスコ・バンド(古い言葉)からアマチュアまでコピーに精を出していたし、
アルバム・セールスも悪くないんだけど、どうも存在感が薄いんだな~。
さて、その存在感が薄いドゥービーズは、度々メンバー交代をしながら、解散
ツアーの模様を収めた`83年のライヴ盤を含めて、10枚のアルバムを発表
している。(再編後は別)
その絶頂期をどこにするかは、度重なるメンバー・チェンジによるサウンドの
変遷もあり、一つの大きな括りとするのは難しいかもしれないが、トム・ジョン
ストン在籍時を前期、マイケル・マクドナルド在籍時を後期とするなら、前期
は前述したヒットを生み出し始めた`72~`73年頃で、後期は、それこそグラ
ミーを獲得した`78年のアルバム「Minute by Minute」あたりか。
今回は、その「Minute by Minute」じゃなくて、その2年前に発表された
「Takin’It The Street」を紹介しようと思う。
`76年にリリースされたこの作品から正式にマイケルが参加。トリプル・ギター
とツイン・ドラムのスリリングで豪快なノリのサウンドで大成功した前作「スタン
ピード」とはうってかわって、ジャズやソウルっぽいテイストを増し、歌にキーボ
―ドにとR&B狂のマイケルの活躍が目立ち、それまでの歯切れのよいギター
バンドから、キーボード主体のポップ・ソウル風の新生ドゥービーズの幕開け
を告げた一枚が、この「ドゥービー・ストリート(邦題)」なのです。
当時、その飛び抜けた音の良さと、洗練されたサウンドに驚いたのは古くから
のドゥービー・ファンだけじゃなかったハズだ。
今聴いても全然古さを感じさせない、実にいいアルバムだと思う。
さて、日本にもL.A.辺りのサウンドを目指して多くのバンドが70年代に生まれ
たが、こうして名前を思い出そうと思っても出てくるのは僅か。
やっぱり、真っ先に思い出したのがセンチメンタル・シティ・ロマンス。

彼らのデビュー・アルバム「センチメンタル・シティ・ロマンス」は、
勤勉日本人の面目躍如(!?)と思える程、現地のメンバーよりL.A.周辺の音が
詰まっているような気がする1枚で、純粋な程、憧れを追求した結晶を覗いてい
るようだ。
さぁ~、夏はやっぱり爽快なウェスト・コースト・サウンド!聴いてくれよ!
2007年09月25日
番外編/飯がわりに一撃を!/勝たせてあげて!神様!
絶不調の見本のようなコンサドーレ。
連敗だけは阻止!の願いもむなしく、ついに3連敗!
湘南戦は見逃したが、ここんところの動けていない状況がまだ
続いているのかしらん。
アジエルと加藤という、一番警戒しなきゃいけないメンバーを
欠いた湘南にボロボロにされるとは!
昇格に向けては簡単には行かないとは思っていたが、ここまで
急ブレーキが掛かってしまうとは思わなかった。ってのが正直
なところ。
これで明日のホーム山形戦に負けでもしたら、追い上げている
ヴェルディやセレッソにも飲み込まれてしまうかも?
俺は行けないので、行くサポの皆様、パ、パ、パワー!を上げ
て下さい!
そして聖地“厚別”で、どうにか再生を!
連敗だけは阻止!の願いもむなしく、ついに3連敗!
湘南戦は見逃したが、ここんところの動けていない状況がまだ
続いているのかしらん。
アジエルと加藤という、一番警戒しなきゃいけないメンバーを
欠いた湘南にボロボロにされるとは!
昇格に向けては簡単には行かないとは思っていたが、ここまで
急ブレーキが掛かってしまうとは思わなかった。ってのが正直
なところ。
これで明日のホーム山形戦に負けでもしたら、追い上げている
ヴェルディやセレッソにも飲み込まれてしまうかも?
俺は行けないので、行くサポの皆様、パ、パ、パワー!を上げ
て下さい!
そして聖地“厚別”で、どうにか再生を!
2007年09月10日
番外編/飯がわりに一撃を!/イタカレ観たさに・・・
イタカレのプレーぶりを観たいと思って、天気の良さに誘われて、
のんびり気分でサテライトリーグを観に宮の沢白い恋人サッカー
場へ出掛けて来ました。
この間の徳島戦のVTRはあるのですが、完敗した試合など観たくも
ないので、それを封印しての観戦。
相手はジェフユナイテッド千葉。まさか新居は居ないよな~、と思
いつつ、見渡しても知らない選手ばっか。
多分居なくて当たり前のようなメンツでジェフは来ていたはず。
(メンバー発表に間に合わず、ちょっと誰が誰だか分からなかった!)
イタカレ、2得点したけど、う~ん、どうなんでしょ。
さっぱり良さが分からなかった(笑)
上里の超ロングシュートでのゴールには驚いたけど、全体的に若手
の活躍ぶりが観る事が出来て、それはそれで楽しかった。
この日大勝したように、週末の仙台との一戦はスッキリと勝って欲し
いな~、と思ったのは俺だけじゃないはず。
そうしないと魔の3位グループに・・・。
のんびり気分でサテライトリーグを観に宮の沢白い恋人サッカー
場へ出掛けて来ました。
この間の徳島戦のVTRはあるのですが、完敗した試合など観たくも
ないので、それを封印しての観戦。
相手はジェフユナイテッド千葉。まさか新居は居ないよな~、と思
いつつ、見渡しても知らない選手ばっか。
多分居なくて当たり前のようなメンツでジェフは来ていたはず。
(メンバー発表に間に合わず、ちょっと誰が誰だか分からなかった!)
イタカレ、2得点したけど、う~ん、どうなんでしょ。
さっぱり良さが分からなかった(笑)
上里の超ロングシュートでのゴールには驚いたけど、全体的に若手
の活躍ぶりが観る事が出来て、それはそれで楽しかった。
この日大勝したように、週末の仙台との一戦はスッキリと勝って欲し
いな~、と思ったのは俺だけじゃないはず。
そうしないと魔の3位グループに・・・。
2007年09月04日
新聞記事から・・・
8月末の北海道新聞の記事に“日本語回帰が鮮明”などという見出し
が大きく踊っていた。
すでに記事を読んだ方も多いと思うが、読んでいない方の為に要約
すると、中島みゆきと松任谷由実の歌詞に出てくる英語(アルファベ
ット表記)やカタカナ表記の外国語の割合が、`70年代のデビュー時
から`90年代に掛けては増加したが、2000年以降は減少傾向にあ
る。まぁ、それが見出しの日本語回帰~云々となった訳。
調べたのが国立国語研究所文献情報グループとある。
“歌は世につれ~”とか何とかと言われていたけど、世の中の移り変
わりを反映したのが、このお二人のアーティストの詞に表れていると
でも言いたいんでしょうか?
見出し以外というか、本文にはそんな結論めいた事は書いてはいない
が、結局、この記事は何を言いたかったんでしょうね。
でも世の中的には、益々外国語が頻繁に使われていて、その頻度が
高まっているような気がするのですが、そう思っているのは俺だけか?
物覚えが悪いせいか、しょっちゅう同じ言葉の意味を調べているよう
な気がする。
大体`80年代だか`90年代だか忘れてしまったが、山下達郎と吉田
美奈子のご両人は、いかに歌詞からその英語とカタカナ語を減らすか!
という事にトライしていたはずで、前述のお二人が意図的にそうしてい
るなら、あまり研究の意味がないのでは?
歌詞でこんな研究発表するくらいならテレビで使われている言葉を、
もっと調べた方が世相を反映していていいんじゃないの・・・。
(ホリイのずんずん調査みたいに・・・(笑))
記事からもう一つ!
これも先月の北海道新聞からですが、新作をリリースした佐野元春の
取材記事が出ていて、そこで佐野が「ラジオが堕落した。個人にダイレ
クトに響くという素晴らしいメディアなのに、同じ歌ばかり流す」と語った
ようだ。(あくまでも取材記事なので)
その前に群れる弊害云々というくだりがあって、音楽業界にもそれが
あると繋がっているんだけどね。
群れる弊害と同じ歌ばかり流す!っていうのから考えられるのが、FM
局でやっているPOWER PLAY(ヘヴィローテーションとも言う)という、
いわゆる局を挙げて選ばれた曲を集中的にOn Airするヤツ。
これがここ何年か、日本全国のラジオ局で同じ曲が選ばれる事が多く
て、データの宝庫(!?)「オリコン」に、毎月今月の獲得数No.1とかが出
る訳。
そのNo.1を取るためにレコード会社は全国のラジオ局詣でをする。
まぁ、全国で一杯獲得したからと言っても、それがヒットに繋がるかどう
かは別で、どっちかと言うとヒット曲があんまり出ていなくて、「おいおい
ラジオって力ないじゃん!」って事になる。
結果はどうであれ、これはミンナと一緒=群れに入っているって事で
安心材料なんです。
本来ならラジオと音楽って密接な関係にあるはずなんだけれど、今は
そのバランスが崩れかけている。
まぁ、ほかに一杯メディアがあって、好きな部分をいくらでも切り取る事
が出来る世の中になったから、音楽好きの人は情報に困る事はないけ
ど、偶然というか、見知らぬ歌が耳に飛び込んでくるという楽しみがラジ
オにはあるからな~。
ラジオが本来の得意分野でもある“喋り”と“音楽”で力を失い欠けてい
ると言う現状を、今のラジオに関わっている当事者達は、どのくらい自覚
しているんだろう?
このままでは、自ら宣伝しているような災害時だけのラジオって事に
なってしまうのではと思っている。
また、一時の音楽雑誌の持ち上げ記事同様、持ち上げOn Airはラジオ
の音楽業界への命取りになるかも!と危惧もしているんだけど・・・・・・・、
さて、どうなんでしょ?
それにしても実績がある人たちが、もっと正直に言いたい事を言った方
がいいと思う。
俺のように片隅に生息している者がいくら吠えても、ただの遠吠えにし
かならない訳だから。
そう言えばその昔、これも新聞の取材記事からなんですが、山下達郎が
「100万枚売ろうが200万枚売ろうがクズはクズ!」と言うような事を言っ
ていたのを思い出した。
数字至上主義で、売れているモノならそのクズにも迎合していった輩の
耳には、この発言は痛かったろうに!
このくらい言い切ってくれりゃ~スカッとするのに。
そんな訳で、たまには硬派(!?)な話題でした!(笑)
が大きく踊っていた。
すでに記事を読んだ方も多いと思うが、読んでいない方の為に要約
すると、中島みゆきと松任谷由実の歌詞に出てくる英語(アルファベ
ット表記)やカタカナ表記の外国語の割合が、`70年代のデビュー時
から`90年代に掛けては増加したが、2000年以降は減少傾向にあ
る。まぁ、それが見出しの日本語回帰~云々となった訳。
調べたのが国立国語研究所文献情報グループとある。
“歌は世につれ~”とか何とかと言われていたけど、世の中の移り変
わりを反映したのが、このお二人のアーティストの詞に表れていると
でも言いたいんでしょうか?
見出し以外というか、本文にはそんな結論めいた事は書いてはいない
が、結局、この記事は何を言いたかったんでしょうね。
でも世の中的には、益々外国語が頻繁に使われていて、その頻度が
高まっているような気がするのですが、そう思っているのは俺だけか?
物覚えが悪いせいか、しょっちゅう同じ言葉の意味を調べているよう
な気がする。
大体`80年代だか`90年代だか忘れてしまったが、山下達郎と吉田
美奈子のご両人は、いかに歌詞からその英語とカタカナ語を減らすか!
という事にトライしていたはずで、前述のお二人が意図的にそうしてい
るなら、あまり研究の意味がないのでは?
歌詞でこんな研究発表するくらいならテレビで使われている言葉を、
もっと調べた方が世相を反映していていいんじゃないの・・・。
(ホリイのずんずん調査みたいに・・・(笑))
記事からもう一つ!
これも先月の北海道新聞からですが、新作をリリースした佐野元春の
取材記事が出ていて、そこで佐野が「ラジオが堕落した。個人にダイレ
クトに響くという素晴らしいメディアなのに、同じ歌ばかり流す」と語った
ようだ。(あくまでも取材記事なので)
その前に群れる弊害云々というくだりがあって、音楽業界にもそれが
あると繋がっているんだけどね。
群れる弊害と同じ歌ばかり流す!っていうのから考えられるのが、FM
局でやっているPOWER PLAY(ヘヴィローテーションとも言う)という、
いわゆる局を挙げて選ばれた曲を集中的にOn Airするヤツ。
これがここ何年か、日本全国のラジオ局で同じ曲が選ばれる事が多く
て、データの宝庫(!?)「オリコン」に、毎月今月の獲得数No.1とかが出
る訳。
そのNo.1を取るためにレコード会社は全国のラジオ局詣でをする。
まぁ、全国で一杯獲得したからと言っても、それがヒットに繋がるかどう
かは別で、どっちかと言うとヒット曲があんまり出ていなくて、「おいおい
ラジオって力ないじゃん!」って事になる。
結果はどうであれ、これはミンナと一緒=群れに入っているって事で
安心材料なんです。
本来ならラジオと音楽って密接な関係にあるはずなんだけれど、今は
そのバランスが崩れかけている。
まぁ、ほかに一杯メディアがあって、好きな部分をいくらでも切り取る事
が出来る世の中になったから、音楽好きの人は情報に困る事はないけ
ど、偶然というか、見知らぬ歌が耳に飛び込んでくるという楽しみがラジ
オにはあるからな~。
ラジオが本来の得意分野でもある“喋り”と“音楽”で力を失い欠けてい
ると言う現状を、今のラジオに関わっている当事者達は、どのくらい自覚
しているんだろう?
このままでは、自ら宣伝しているような災害時だけのラジオって事に
なってしまうのではと思っている。
また、一時の音楽雑誌の持ち上げ記事同様、持ち上げOn Airはラジオ
の音楽業界への命取りになるかも!と危惧もしているんだけど・・・・・・・、
さて、どうなんでしょ?
それにしても実績がある人たちが、もっと正直に言いたい事を言った方
がいいと思う。
俺のように片隅に生息している者がいくら吠えても、ただの遠吠えにし
かならない訳だから。
そう言えばその昔、これも新聞の取材記事からなんですが、山下達郎が
「100万枚売ろうが200万枚売ろうがクズはクズ!」と言うような事を言っ
ていたのを思い出した。
数字至上主義で、売れているモノならそのクズにも迎合していった輩の
耳には、この発言は痛かったろうに!
このくらい言い切ってくれりゃ~スカッとするのに。
そんな訳で、たまには硬派(!?)な話題でした!(笑)
2007年09月03日
名盤/ブラウンと鈴木茂
このヘッドラインって、まんま、噂を頂いて、単にそれに引っ掛けただけの
もんなんだけど、ある時期、ジャクスン・ブラウンのファンの間で、そんな噂
があって、それが本当かどうかってぇのを、ロスのミュージシャンとも繋がり
のある鈴木茂さんに聞こう!いや、聞いてみたい!って願望から出たもの。
まぁ、プレイボーイだろうとナンだろうと、いい音楽を作ってくれてりゃいいだ
けの事なんだけど。
それにしてもテレフォン・ショキングはまだやってますネ!相当な長命だ事。
ところで俺のiPodがヴァージョンアップしていて不具合が発生して、それ
まで溜め込んだ約5,000曲がパァー!
でぇ、近頃一生懸命入れ直しているところ。
まぁ、CDで持っているものがほとんどだからいいけど、これがiTunesなん
かで買ってのモノだったら、ちょっとしたと言うか、大変な散財になっていた
ところだ。(DATAを残していれば問題ないけど・・・)
ブラウンもベスト盤を入れていて、文中の②の曲「Your Bright Baby
Blues」を繰り返し聴いていた時期もあった。
勿論「Late For The Sky」はお約束事のように、しっかりと入っているのは
言うまでもない。
こんな風に昔聴いたモノで今はあまり聴かないモノは、ほとんどベスト盤など
のCDですましてしまい、そのものを買い直しする事はなくなってきている。
だってキリがないもねん。アナログ盤を引っ張り出せば済む事ですし、たか
が数回とか、その程度の聴き方しかしないのだから。
何か思いのほか札幌の夏が暑かったので、すっかり音楽を聴くペースを
乱し、おまけに全然ブログの更新をする気にもなれなかった。
この稚拙な文章の掲載、また適度にやっていこうと思っていますので・・・。
それと2年間に渡ったストーンズの“Bigger Bang Tour”が漸く終わった
そうで。やんや長かった!本当にご苦労さん!でした。
早くも来春東アジアをツアーするなんて噂がありつつ、お約束事のように出
たDVDは、リリース後1カ月も経つのにまだ全部見終わっていません。
それとiPodの入れ直し作業!これ結構大変でトホホ・・・です。
名盤を探しに行こう! Vol.15(1995年7月号掲載)
ブラウンさんはL.A.きってのプレイボーイ(!?)って噂は本当なの、鈴木さん。
先月の結びの言葉を受けて、この夏はウェスト・コーストを徹底的に紹介
しちゃおうかなっ!と思っているんだけど、正直言って、どれをどう結び付
けようかな?なんて迷っているところなんですヨ。
しょうがないから、前回紹介したリンダさんが、もしもテレフォン・ショキング
に出て誰かに電話したら、なんて、スッゲェ~芸能界チックな考え方したら、
きっと、こいつには電話するぞ!で、Jackson Browneさんに
登場して頂きましょう。
ジャクソン・ブラウンと言ったら、真っ先に頭を過ぎるのが、ウェスト・コースト
・ミュージックの代表的なレーベル“アサイラム”が72年に発足した時の、
記念すべき一回目のリリース・アーティストだった事。
(同時にリリースされたのは、ジョニ・ミッチェルの「バラにおくる」とイーグルス
のデビュー作)
この時リリースされたデビュー・アルバム「Jackson Browne」に収録されてい
る「ROCK ME ON THE WATER」を、リンダが同じ年にリリースした3枚目の
アルバムで歌った事が、彼を知るキッカケとなった訳で、あのイーグルスの
代表曲の一つでもある「TAKE IT EASY」が、彼とグレン・フライの共作だった
なんて事を知ったのは、ずぅ~と後の事だったと記憶している。
ところでブラウンさんの名盤っと言ったら何なんでしょうネ。このデビュー作を
含めた初期の数枚は、聴き込んだ度合いがかなり高くて、ちょっと冷静な判断
がつかないってのが正直なところ。
お偉い評論家や名盤○○枚なんて特集には、きっと、「LATE FOR THE SKY」
が常連だと思うので、あえて個人的な思い入れが強い、76年発表の
「THE RETENDER」を紹介しちゃおうかなと思います。

この作品、前年にブルース・スプリングスティーンの「明日なき暴走」で一発当て
たジョン・ランドウをプロデューサーに迎え、サウンド面の充実をねらった作品で、
彼のそれ以前の作品と較べると、よりメリハリのある音に仕上げられている。
故ロウエル・ジョージのスライド・ギターとコーラスが印象的②、思わずリンダの事
を歌ちゃたんじゃないかとか勘繰りたくなる③、そして彼にとっては初めてホーン
を使った曲となった⑥等など聴きどころも多いし、詞の面でも深みを増した表現
も多く、色々考えさせられるところが多かった。
という当時の印象は、こうして今聴いてみても変わらないし、やっぱり、彼を代表
する、いやいや、ウェスト・コーストのミュージック・シーンを代表する1枚だなっと
いう思いを強くした。
さて、そのウェスト・コーストへ、僅か$500を握り締めて、ホリーズを辞めたグレ
アム・ナッシュが英国から渡り、後にC.S.N&Yで大成功したという逸話ほど恰好
は良くないけど、自分の求める理想の音を録りに単身ウェスト・コーストへ出向い
たミュージシャンが日本にもいる。
鈴木茂、そう皆さんも色々な作品で彼のギター・プレイなど、その活躍
振りを耳にしているハズだ。
伝説のバンド“はっぴいえんど”解散後74年に渡米し、あのリトゥルフィートの
強靭なリズム・セクションの面々と渡り合って作ったアルバム
「BAND WAGON」は、未だに色褪せない輝きを放つ、日本の音楽界
の金字塔のような作品だ。

詳細に振れるスペースがなくなってしまったが、当時の彼の熱い思いがひとつひ
とつ音から伝わってくるので、是非、聴く機会を作ってみて下さい。
今、こんな志の高いミュージシャンって、日本に育っているんでしょうかネ?
もんなんだけど、ある時期、ジャクスン・ブラウンのファンの間で、そんな噂
があって、それが本当かどうかってぇのを、ロスのミュージシャンとも繋がり
のある鈴木茂さんに聞こう!いや、聞いてみたい!って願望から出たもの。
まぁ、プレイボーイだろうとナンだろうと、いい音楽を作ってくれてりゃいいだ
けの事なんだけど。
それにしてもテレフォン・ショキングはまだやってますネ!相当な長命だ事。
ところで俺のiPodがヴァージョンアップしていて不具合が発生して、それ
まで溜め込んだ約5,000曲がパァー!
でぇ、近頃一生懸命入れ直しているところ。
まぁ、CDで持っているものがほとんどだからいいけど、これがiTunesなん
かで買ってのモノだったら、ちょっとしたと言うか、大変な散財になっていた
ところだ。(DATAを残していれば問題ないけど・・・)
ブラウンもベスト盤を入れていて、文中の②の曲「Your Bright Baby
Blues」を繰り返し聴いていた時期もあった。
勿論「Late For The Sky」はお約束事のように、しっかりと入っているのは
言うまでもない。
こんな風に昔聴いたモノで今はあまり聴かないモノは、ほとんどベスト盤など
のCDですましてしまい、そのものを買い直しする事はなくなってきている。
だってキリがないもねん。アナログ盤を引っ張り出せば済む事ですし、たか
が数回とか、その程度の聴き方しかしないのだから。
何か思いのほか札幌の夏が暑かったので、すっかり音楽を聴くペースを
乱し、おまけに全然ブログの更新をする気にもなれなかった。
この稚拙な文章の掲載、また適度にやっていこうと思っていますので・・・。
それと2年間に渡ったストーンズの“Bigger Bang Tour”が漸く終わった
そうで。やんや長かった!本当にご苦労さん!でした。
早くも来春東アジアをツアーするなんて噂がありつつ、お約束事のように出
たDVDは、リリース後1カ月も経つのにまだ全部見終わっていません。
それとiPodの入れ直し作業!これ結構大変でトホホ・・・です。
名盤を探しに行こう! Vol.15(1995年7月号掲載)
ブラウンさんはL.A.きってのプレイボーイ(!?)って噂は本当なの、鈴木さん。
先月の結びの言葉を受けて、この夏はウェスト・コーストを徹底的に紹介
しちゃおうかなっ!と思っているんだけど、正直言って、どれをどう結び付
けようかな?なんて迷っているところなんですヨ。
しょうがないから、前回紹介したリンダさんが、もしもテレフォン・ショキング
に出て誰かに電話したら、なんて、スッゲェ~芸能界チックな考え方したら、
きっと、こいつには電話するぞ!で、Jackson Browneさんに
登場して頂きましょう。
ジャクソン・ブラウンと言ったら、真っ先に頭を過ぎるのが、ウェスト・コースト
・ミュージックの代表的なレーベル“アサイラム”が72年に発足した時の、
記念すべき一回目のリリース・アーティストだった事。
(同時にリリースされたのは、ジョニ・ミッチェルの「バラにおくる」とイーグルス
のデビュー作)
この時リリースされたデビュー・アルバム「Jackson Browne」に収録されてい
る「ROCK ME ON THE WATER」を、リンダが同じ年にリリースした3枚目の
アルバムで歌った事が、彼を知るキッカケとなった訳で、あのイーグルスの
代表曲の一つでもある「TAKE IT EASY」が、彼とグレン・フライの共作だった
なんて事を知ったのは、ずぅ~と後の事だったと記憶している。
ところでブラウンさんの名盤っと言ったら何なんでしょうネ。このデビュー作を
含めた初期の数枚は、聴き込んだ度合いがかなり高くて、ちょっと冷静な判断
がつかないってのが正直なところ。
お偉い評論家や名盤○○枚なんて特集には、きっと、「LATE FOR THE SKY」
が常連だと思うので、あえて個人的な思い入れが強い、76年発表の
「THE RETENDER」を紹介しちゃおうかなと思います。
この作品、前年にブルース・スプリングスティーンの「明日なき暴走」で一発当て
たジョン・ランドウをプロデューサーに迎え、サウンド面の充実をねらった作品で、
彼のそれ以前の作品と較べると、よりメリハリのある音に仕上げられている。
故ロウエル・ジョージのスライド・ギターとコーラスが印象的②、思わずリンダの事
を歌ちゃたんじゃないかとか勘繰りたくなる③、そして彼にとっては初めてホーン
を使った曲となった⑥等など聴きどころも多いし、詞の面でも深みを増した表現
も多く、色々考えさせられるところが多かった。
という当時の印象は、こうして今聴いてみても変わらないし、やっぱり、彼を代表
する、いやいや、ウェスト・コーストのミュージック・シーンを代表する1枚だなっと
いう思いを強くした。
さて、そのウェスト・コーストへ、僅か$500を握り締めて、ホリーズを辞めたグレ
アム・ナッシュが英国から渡り、後にC.S.N&Yで大成功したという逸話ほど恰好
は良くないけど、自分の求める理想の音を録りに単身ウェスト・コーストへ出向い
たミュージシャンが日本にもいる。
鈴木茂、そう皆さんも色々な作品で彼のギター・プレイなど、その活躍
振りを耳にしているハズだ。
伝説のバンド“はっぴいえんど”解散後74年に渡米し、あのリトゥルフィートの
強靭なリズム・セクションの面々と渡り合って作ったアルバム
「BAND WAGON」は、未だに色褪せない輝きを放つ、日本の音楽界
の金字塔のような作品だ。
詳細に振れるスペースがなくなってしまったが、当時の彼の熱い思いがひとつひ
とつ音から伝わってくるので、是非、聴く機会を作ってみて下さい。
今、こんな志の高いミュージシャンって、日本に育っているんでしょうかネ?