さぽろぐ

趣味・エンタメ  |札幌市北区

ログインヘルプ


2007年09月27日

名盤/ドゥービーとセンチ

この夏の間に書いてしまおうと思っていた“夏シリーズ”な名盤なんですが、
物事って思ったように行かないのが常ですよね。
大体ウェストコーストの音楽で夏を!なんて企画、今頃考えるのは、頭の中
が古いラジオ番組のディレクターくらいなもんでしょ。
今の若者はReggaeで夏を乗り切ります!多分!
イーグルスが来るの来ないの!ってのは来日の噂があった頃の話なんで
しょうか?
この近辺で来日していて、俺は東京ドームで観た覚えがある。でぇ、来日記
念でナンか新譜出たような出ないような・・・。
CDを探して探して・・・漸く見つけました。
「HELL FREEZES OVER」。何だか、新曲やらカヴァーが入っていて、おま
けにライヴ録音でベスト盤的選曲が入っていたりして、ツアーに合わせて
急遽作ったのかしらん。聴いたんだろうが、覚えていないような作品。
20数年ぶりに新録の作品が出る!って騒いでいたけど、これは`94年のリリ
ース。騒ぎは何だ!?
ドゥービーズもC.C.Rと並んで(と書いたら語弊がある?)再評価がされない
バンドのひとつ。
う~ん、なかなか聴こうと思わないアーティストで、俺、CDで買い直したのが
全く無い。
たまにラジオなんかから流れてくる「ロング・トレイン・ランニン」なんかを聴いた
だけで満足しちゃって、そこから先へと進まない。
まぁ、いいか!
センチは、去年だか一昨年に確か新作が出たな~。
詳しい活動状況やメンバーがどうなっているかは知らないけど、長寿なバンド
だこと。

名盤を探しに行こう! Vol.16(1995年8月号掲載)

西海岸の田舎者と東海岸の都会野郎が結び付いた名作

約束通り(!?)3カ月連続のテーマ“この夏はウェスト・コースト・サウンドだ!”
なんですが、流石に飽きちゃってきたな~。
と言うよりも、自分の感性の志向が、どうも、そっちの方に向いて行かないの
で、何を聴いてもつまらんのですわ。
な~んて書いたら、折角読んでくれている方々に失礼だよネ!反省!反省!
オマケにもうひとつ反省して、今月もしっかり気合を入れて書きましょう。
え~と、男女それぞれ紹介したから、お次は、そうそうバンドだよね。
夏:ウェスト・コースト:バンド=ビーチ・ボーイズっていう方程式は、あまりに
古過ぎるし、来るんだか来ないんだかあやふやイーグルズっていうのも腹立
たしいし・・・、そんなこんなで迷っていると、救いの神様は、テレビから微笑ん
でくれたのです。ハイ!
聴き覚えのある軽快なギターのリフに埃っぽい歌声が・・・、あぁ、いたな~い
たな~、こんなバンドがいたな。と、テレビに目をやると、車のCFが。
ナント、グラミー賞を獲得したL.A.を代表するバンドをすっかり忘れちゃってい
たんすネ。
あの“マリファナ兄弟”こと“The Dooobie Brothers”の事を。
(“ドゥービー”とは、カリフォルニアではマリファナを指すスラング)
何か、日本にも絶頂期と再編成時に公演しにきているし、初期の代表曲の
“Listen To The Music”や“Long Train Runnin”は、ヒット・チャートを賑
わし、ディスコ・バンド(古い言葉)からアマチュアまでコピーに精を出していたし、
アルバム・セールスも悪くないんだけど、どうも存在感が薄いんだな~。
さて、その存在感が薄いドゥービーズは、度々メンバー交代をしながら、解散
ツアーの模様を収めた`83年のライヴ盤を含めて、10枚のアルバムを発表
している。(再編後は別)
その絶頂期をどこにするかは、度重なるメンバー・チェンジによるサウンドの
変遷もあり、一つの大きな括りとするのは難しいかもしれないが、トム・ジョン
ストン在籍時を前期、マイケル・マクドナルド在籍時を後期とするなら、前期
は前述したヒットを生み出し始めた`72~`73年頃で、後期は、それこそグラ
ミーを獲得した`78年のアルバム「Minute by Minute」あたりか。
今回は、その「Minute by Minute」じゃなくて、その2年前に発表された
「Takin’It The Street」を紹介しようと思う。
名盤/ドゥービーとセンチ
`76年にリリースされたこの作品から正式にマイケルが参加。トリプル・ギター
とツイン・ドラムのスリリングで豪快なノリのサウンドで大成功した前作「スタン
ピード」とはうってかわって、ジャズやソウルっぽいテイストを増し、歌にキーボ
―ドにとR&B狂のマイケルの活躍が目立ち、それまでの歯切れのよいギター
バンドから、キーボード主体のポップ・ソウル風の新生ドゥービーズの幕開け
を告げた一枚が、この「ドゥービー・ストリート(邦題)」なのです。
当時、その飛び抜けた音の良さと、洗練されたサウンドに驚いたのは古くから
のドゥービー・ファンだけじゃなかったハズだ。
今聴いても全然古さを感じさせない、実にいいアルバムだと思う。
さて、日本にもL.A.辺りのサウンドを目指して多くのバンドが70年代に生まれ
たが、こうして名前を思い出そうと思っても出てくるのは僅か。
やっぱり、真っ先に思い出したのがセンチメンタル・シティ・ロマンス
名盤/ドゥービーとセンチ
彼らのデビュー・アルバム「センチメンタル・シティ・ロマンス」は、
勤勉日本人の面目躍如(!?)と思える程、現地のメンバーよりL.A.周辺の音が
詰まっているような気がする1枚で、純粋な程、憧れを追求した結晶を覗いてい
るようだ。
さぁ~、夏はやっぱり爽快なウェスト・コースト・サウンド!聴いてくれよ!


あなたにおススメの記事

同じカテゴリー(名盤を探しに行こう!)の記事画像
名盤/ The Rolling Stones
名盤/キンクス&コレクターズ
名盤/ジミ・ヘン&鈴木賢司
名盤/レニクラ&ミスチル
名盤/スタカン&システムD
名盤/G・ハリスン&佐々木幸男
同じカテゴリー(名盤を探しに行こう!)の記事
 名盤/ The Rolling Stones (2010-11-12 20:47)
 名盤/キンクス&コレクターズ (2010-10-10 14:10)
 名盤/ジミ・ヘン&鈴木賢司 (2010-09-28 11:17)
 名盤/レニクラ&ミスチル (2010-09-09 19:04)
 名盤/スタカン&システムD (2010-08-19 11:16)
 名盤/G・ハリスン&佐々木幸男 (2010-07-25 13:40)

※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
名盤/ドゥービーとセンチ
    コメント(0)