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2010年02月12日
名盤/Ry Cooder & 山崎まさよし
続・名盤を探しに行こう!/あれも聴かなくちゃ!これも聴きたし!
Vol.88(2001年 08月掲載)
なんだかんだで、随分と長い間、この再掲載をやってなかった。
言い訳無用!で、単純に書く気がしなかっただけなんだけど・・・。
で、“出たとこ勝負!”ってあるけど、思い出すと、ホント、
ギリギリまで、全くネタが出ない事が多々あったような・・・。
ライ・クーダーがソロ・アーティストとしては喰っていけない!
なんてぇのは、どうなんでしょ?
今でも単純にソロ作品の売上は、あんまり良くないかもね。
でも、他で稼せいだ分を、自分のやりたい事に投資する!ってのは、
アーティストとしては、至極真っ当で、誰かに爪のアカを飲ませたい。
個人的には、このライのアルバム以降、ちょっと音楽の嗜好の幅が
拡がったのは確かで、自分の音楽人生の中では、ちょっと重要な位置
にある1枚かも知れない。
書いてある通り、この後、ひょっこりと何枚か新作をリリースして、
楽しませてくれたけど、まぁ、驚くような内容!って程でもなかったな~。
(否定的な意味じゃないからね)
山崎まさよしは、この後、濃~いのを出したんだっけ?
ギター職人”ライ・クーダー”の新作はいつ出るんだ!
あまりの忙しさに何だか色んな事を忘れているみたいで、それが突然発覚
してパニック状態に・・・・・。な~んて事にはなってないのですが、久々にこの
名盤のネタ探しを忘れていました。
もういい加減ストックが一杯ある訳じゃないから、ここんとこ出たとこ勝負って
感じで、運良く締め切り間近に降って沸いたようにネタが舞い降りてきたん
ですが、今回は全く無し。
そんな訳で、どうする事も出来ず一回休みという事になりました。なんて事を
許して貰えるハズはなくて、前々から書こうと思っていたけど、お相手の日本の
アーティストが居なくて躊躇していたライ・クーダーを今回は書きます。
ライ・クーダーと言えば、昨年大ブレイクした「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ」が何と言って
も記憶に新しい。
それ以前だと数々のサウンド・トラックでその名を馳せたので、どちらかと言うとソロ・
アーティストというよりプロデューサー的イメージが強い人が多いと思う。
が、彼がデビューしたのは1970年の事だ。
デビュー当時からアメリカン・ルーツ・ミュージックを熱心に研究・発掘する姿勢を持っていて、
それを自身の音楽に反映し、独自の音楽を確立していく様は、熱心な音楽ファンは
もとより、ミュ-ジシャン仲間からも一目置かれる存在となっていった。
勿論、ギターのボトルネック奏法の第一人者として引っ張りダコだったのは言うに及ばない。
が、そんな彼でもソロ・アーティストとして食っていけなかった。
というのが現実らしく、それで金になる映画音楽を手掛けるようになったらしい。
さて、そんな彼のデビュー作「RY COODER」には、僕もギタリストとして弾きまくる
彼の姿を期待した訳だが、これが大ハズレ。

60年代後半のスリルと興奮に満ち満ちたロックに浮かれた少年には、前述のような
ルーツ・ミュ-ジュクに根ざしたライの音楽は、到底理解する事も楽しむ事も出来なかった
のが正直なところ。
それでも何度も何度も繰り返して聴くにつれて、その朴訥とした唄いっぷりや、
随所で聴かせる渋いギター・プレイに惹かれていった。
久々にアルバムを引っ張り出して聴いてみても、やっぱりあの当時感じた印象は
変わらずで、どう聴いてもお子様向きの音楽じゃない事は分かる。
でも30年以上も前に作られた音楽なのに全然古さを感じさせないのは何故
なんだろう・・・・・。
暫く彼の新作のお預けを食らっているので、ここらで旧譜をトコトン聴きまくってみる
のもいいかもしれない。
そうこうしてるうちに、ひょこりと驚くような新作を携えてライが帰ってくる。な~んて
夢を見ている今日この頃なのです。

ギターが似合うと言えば山崎まさよし。彼の孤軍奮闘なアルバム「STEREO」には、
ライ同様の職人気質なようなものを感じる。何曲かで見事なボトルネック・ギターも披露
しているしね。
ブルーズを探索する本場の旅もした事だし、今度はもっとディープな3作目を期待
しています。
■資料■
RY COODER / RY COODER / 1970年度作品
山崎まさよし / STEREO / 1996年度作品
Vol.88(2001年 08月掲載)
なんだかんだで、随分と長い間、この再掲載をやってなかった。
言い訳無用!で、単純に書く気がしなかっただけなんだけど・・・。
で、“出たとこ勝負!”ってあるけど、思い出すと、ホント、
ギリギリまで、全くネタが出ない事が多々あったような・・・。
ライ・クーダーがソロ・アーティストとしては喰っていけない!
なんてぇのは、どうなんでしょ?
今でも単純にソロ作品の売上は、あんまり良くないかもね。
でも、他で稼せいだ分を、自分のやりたい事に投資する!ってのは、
アーティストとしては、至極真っ当で、誰かに爪のアカを飲ませたい。
個人的には、このライのアルバム以降、ちょっと音楽の嗜好の幅が
拡がったのは確かで、自分の音楽人生の中では、ちょっと重要な位置
にある1枚かも知れない。
書いてある通り、この後、ひょっこりと何枚か新作をリリースして、
楽しませてくれたけど、まぁ、驚くような内容!って程でもなかったな~。
(否定的な意味じゃないからね)
山崎まさよしは、この後、濃~いのを出したんだっけ?
ギター職人”ライ・クーダー”の新作はいつ出るんだ!
あまりの忙しさに何だか色んな事を忘れているみたいで、それが突然発覚
してパニック状態に・・・・・。な~んて事にはなってないのですが、久々にこの
名盤のネタ探しを忘れていました。
もういい加減ストックが一杯ある訳じゃないから、ここんとこ出たとこ勝負って
感じで、運良く締め切り間近に降って沸いたようにネタが舞い降りてきたん
ですが、今回は全く無し。
そんな訳で、どうする事も出来ず一回休みという事になりました。なんて事を
許して貰えるハズはなくて、前々から書こうと思っていたけど、お相手の日本の
アーティストが居なくて躊躇していたライ・クーダーを今回は書きます。
ライ・クーダーと言えば、昨年大ブレイクした「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ」が何と言って
も記憶に新しい。
それ以前だと数々のサウンド・トラックでその名を馳せたので、どちらかと言うとソロ・
アーティストというよりプロデューサー的イメージが強い人が多いと思う。
が、彼がデビューしたのは1970年の事だ。
デビュー当時からアメリカン・ルーツ・ミュージックを熱心に研究・発掘する姿勢を持っていて、
それを自身の音楽に反映し、独自の音楽を確立していく様は、熱心な音楽ファンは
もとより、ミュ-ジシャン仲間からも一目置かれる存在となっていった。
勿論、ギターのボトルネック奏法の第一人者として引っ張りダコだったのは言うに及ばない。
が、そんな彼でもソロ・アーティストとして食っていけなかった。
というのが現実らしく、それで金になる映画音楽を手掛けるようになったらしい。
さて、そんな彼のデビュー作「RY COODER」には、僕もギタリストとして弾きまくる
彼の姿を期待した訳だが、これが大ハズレ。
60年代後半のスリルと興奮に満ち満ちたロックに浮かれた少年には、前述のような
ルーツ・ミュ-ジュクに根ざしたライの音楽は、到底理解する事も楽しむ事も出来なかった
のが正直なところ。
それでも何度も何度も繰り返して聴くにつれて、その朴訥とした唄いっぷりや、
随所で聴かせる渋いギター・プレイに惹かれていった。
久々にアルバムを引っ張り出して聴いてみても、やっぱりあの当時感じた印象は
変わらずで、どう聴いてもお子様向きの音楽じゃない事は分かる。
でも30年以上も前に作られた音楽なのに全然古さを感じさせないのは何故
なんだろう・・・・・。
暫く彼の新作のお預けを食らっているので、ここらで旧譜をトコトン聴きまくってみる
のもいいかもしれない。
そうこうしてるうちに、ひょこりと驚くような新作を携えてライが帰ってくる。な~んて
夢を見ている今日この頃なのです。
ギターが似合うと言えば山崎まさよし。彼の孤軍奮闘なアルバム「STEREO」には、
ライ同様の職人気質なようなものを感じる。何曲かで見事なボトルネック・ギターも披露
しているしね。
ブルーズを探索する本場の旅もした事だし、今度はもっとディープな3作目を期待
しています。
■資料■
RY COODER / RY COODER / 1970年度作品
山崎まさよし / STEREO / 1996年度作品
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