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2009年09月16日
名盤/ LENINE & 宮沢和史
続・名盤を探しに行こう!/あれも聴かなくちゃ!これも聴きたし!
Vol.76(2000年8月号掲載)
外タレのライヴねぇ~。
札幌には、ホント、旬な来日ミュージシャンが来る事が少ない。
近頃だと、oasisなんかは良く来てくれたな~って感じ。
これは集客が出来ないからなのか?
それともいい会場が無いからなのか?
ま、移動費など、ほかの都市と較べたら高くつくから、動員が出来
ないと招聘元は辛いって現実があるのは分るが・・・。
ベックは、狙いでやっていたのかどうか知らないが、何か学園祭の
出し物みたいなライヴだったように記憶している。(失礼かな?)
未だに音楽に刺激を求めているのは変らないんだけど、なかなか、
これってモノには遭遇しない。
(俺の聴き方が足りないのは知りつつ書いてるんだけれど)
すでに世界中から寄せ集めるだけ集めてしまったのでしょうかね。
チョッピリ刺激的な音楽を求めている方は、一度聴いてみなさい。
久し振りに外タレのライヴを観た。
ひとつは札幌でも観る事が出来た“BECK”。そしてもうひとつは東京で
観た“LENINE(レニーニ)”。
思い起こせば、外タレのライヴを観るのは‘98年のストーンズの
“BRIDGES TO BABYLON 1998”以来2年振り。
こんな洋楽の文章を書いている割には、お粗末な勉強振りなので、
反省しなければ!と思いつつ、所謂、ライヴを観たいと思わせるタマ
が居ない洋楽界が悪い。と、開き直る。
それにしても、ベックにしてもレニーニにしても、その本国を含めた
活躍振りをみると、実に“旬”なアーティスト。
特に札幌には、そのアーティストが活躍中の旬な時期のリアル・タイム
で来る事が少ないので、ベックのライヴを観れた事はラッキーとしか
言いようがない。
そんな訳で、如何にもベックの話になりそうだが、今月はもう一人の方、
そう、レニーニについて書こうと思っている。
レニーニにと言っても、多分、多くの読者の方はご存じないと思うが、
今やブラジルのコンンテンポラリー・ミュージック界の第一人者。と
言っても過言ではない存在。
ブラジルと言えば、当然サンバやボッサノヴァが真先に頭に浮かぶのが、
音楽ファンには一般的だろうが、あの国にも、我が日本同様に、
世界のポピュラー・ミュージックの流れに乗った音楽がたくさんある。
それがロックの潮流であったり、ヒップホップであったりブラック・
ミュージックであったりと、影響を受けているものは種々雑多。
そして彼らが作りだすものは、それらとブラジル音楽をミックスした、
究めて優れたハイブリッドな音楽。
そんな音楽を作っている一人にレニーニがいる。
彼が1997年に発表したアルバム「未知との遭遇の日々」には、そんな
時代性をたっぷりと吸収した音楽が詰まっている。

ロックやファンク、そしてヒップホップをぶち込んで、ブラジル音楽が
本来持っているパーカッシヴさと融合したサウンドは、充分に刺激的で、
それこそ未知との遭遇だ。
この刺激がクセになってハマッてしまった人も多いハズ。
ライヴでは、思いのほかファンク色の強い演奏を連発し驚いたが、そう
言えば、もう一人の近代ブラジル音楽の担い手カルリーニョス・ブラウン
が最近のインタビューで、ブラジルには元々ファンクのような音楽があった
・・・・・云々という記事を思い出し、何ら不自然な事じゃないな~と納得。
そんな訳で、音楽の刺激が欲しい方は、是非一度、このレニーニを聴いて
みて下さい。
そんなブラジルに逸早く目をつけたのが宮沢和史。
彼の熱病的ブラジルへの憧れを詰め込んだのがアルバム「アフロ病」。

レニーニもブラウンも参加し、一人の日本人をバックアップ。
仲々の聴き応えの作品に仕上がっている。
因みにこのアルバムのオリジナルは、ポルトガル語ヴァージョンの方です。
念の為!
LENINE / 未知との遭遇の日々(1997年度作品)
宮沢和史 / アフロ病(アフロシック) (1998年度作品)
Vol.76(2000年8月号掲載)
外タレのライヴねぇ~。
札幌には、ホント、旬な来日ミュージシャンが来る事が少ない。
近頃だと、oasisなんかは良く来てくれたな~って感じ。
これは集客が出来ないからなのか?
それともいい会場が無いからなのか?
ま、移動費など、ほかの都市と較べたら高くつくから、動員が出来
ないと招聘元は辛いって現実があるのは分るが・・・。
ベックは、狙いでやっていたのかどうか知らないが、何か学園祭の
出し物みたいなライヴだったように記憶している。(失礼かな?)
未だに音楽に刺激を求めているのは変らないんだけど、なかなか、
これってモノには遭遇しない。
(俺の聴き方が足りないのは知りつつ書いてるんだけれど)
すでに世界中から寄せ集めるだけ集めてしまったのでしょうかね。
チョッピリ刺激的な音楽を求めている方は、一度聴いてみなさい。
久し振りに外タレのライヴを観た。
ひとつは札幌でも観る事が出来た“BECK”。そしてもうひとつは東京で
観た“LENINE(レニーニ)”。
思い起こせば、外タレのライヴを観るのは‘98年のストーンズの
“BRIDGES TO BABYLON 1998”以来2年振り。
こんな洋楽の文章を書いている割には、お粗末な勉強振りなので、
反省しなければ!と思いつつ、所謂、ライヴを観たいと思わせるタマ
が居ない洋楽界が悪い。と、開き直る。
それにしても、ベックにしてもレニーニにしても、その本国を含めた
活躍振りをみると、実に“旬”なアーティスト。
特に札幌には、そのアーティストが活躍中の旬な時期のリアル・タイム
で来る事が少ないので、ベックのライヴを観れた事はラッキーとしか
言いようがない。
そんな訳で、如何にもベックの話になりそうだが、今月はもう一人の方、
そう、レニーニについて書こうと思っている。
レニーニにと言っても、多分、多くの読者の方はご存じないと思うが、
今やブラジルのコンンテンポラリー・ミュージック界の第一人者。と
言っても過言ではない存在。
ブラジルと言えば、当然サンバやボッサノヴァが真先に頭に浮かぶのが、
音楽ファンには一般的だろうが、あの国にも、我が日本同様に、
世界のポピュラー・ミュージックの流れに乗った音楽がたくさんある。
それがロックの潮流であったり、ヒップホップであったりブラック・
ミュージックであったりと、影響を受けているものは種々雑多。
そして彼らが作りだすものは、それらとブラジル音楽をミックスした、
究めて優れたハイブリッドな音楽。
そんな音楽を作っている一人にレニーニがいる。
彼が1997年に発表したアルバム「未知との遭遇の日々」には、そんな
時代性をたっぷりと吸収した音楽が詰まっている。
ロックやファンク、そしてヒップホップをぶち込んで、ブラジル音楽が
本来持っているパーカッシヴさと融合したサウンドは、充分に刺激的で、
それこそ未知との遭遇だ。
この刺激がクセになってハマッてしまった人も多いハズ。
ライヴでは、思いのほかファンク色の強い演奏を連発し驚いたが、そう
言えば、もう一人の近代ブラジル音楽の担い手カルリーニョス・ブラウン
が最近のインタビューで、ブラジルには元々ファンクのような音楽があった
・・・・・云々という記事を思い出し、何ら不自然な事じゃないな~と納得。
そんな訳で、音楽の刺激が欲しい方は、是非一度、このレニーニを聴いて
みて下さい。
そんなブラジルに逸早く目をつけたのが宮沢和史。
彼の熱病的ブラジルへの憧れを詰め込んだのがアルバム「アフロ病」。

レニーニもブラウンも参加し、一人の日本人をバックアップ。
仲々の聴き応えの作品に仕上がっている。
因みにこのアルバムのオリジナルは、ポルトガル語ヴァージョンの方です。
念の為!
LENINE / 未知との遭遇の日々(1997年度作品)
宮沢和史 / アフロ病(アフロシック) (1998年度作品)
Posted by keith yoshida at 14:54│Comments(0)
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