さぽろぐ

趣味・エンタメ  |札幌市北区

ログインヘルプ


keith yoshidaの新・飯がわりに1枚!(Again) › 名盤を探しに行こう! › 名盤/ DR.FEELGOOD & ザ・ハイロウズ

2009年01月15日

名盤/ DR.FEELGOOD & ザ・ハイロウズ

続・名盤を探しに行こう!/あれも聴かなくちゃ!これも聴きたし!
Vol.56(1998年12月号掲載)


マンマだと、やっぱ恥ずかしい誤字がある。
あそこの非難は避難だよな。
あと英語のカタカナ表記は迷ってしまう。
発音に近い表記か、日本語での一般的な表記か、ってのを。
まぁ、いづれにしても校正はちゃんとやっていたのかしらん!
と今更ながら思ってしまう。
書き直す前の“起”の部分って何だったんだろう?と・・・。
さっぱり思い出せない。
それに反して、渋公のザ・ハイロウズのライヴは、ちょっとだけ記憶の
隅に“良かった!”と、破片となって残っている。
それにしても“音楽そのものだけで~”である。
本来はそれが先に成立しての活動でしょうが!
本末転倒と言うべきか、我が国においては時代のサイクルがそうさせて
いるのかどうかは知らないが、「なんかな~!」である。


いつの時代にも存在する正統派、ロックン・ロール・バンドは
体で感じなさい。


先月は連載始って以来、初の原稿書き直し事件が起きてしまい、急遽
出だしの部分をストーンズに書き換えてしまった。
何せ冒頭部分は四コマ・マンガに例えるば起承転結の“起”の部分。
すでに書き上がっている後の部分に如何に繋げるか、無い知恵を搾って
みても、急には出てこんわな。
それで、何となくタイトルが似ているストーンズの「NO SECURITY」を
借用して緊急非難した訳。
いやはや、なんともそんな訳でちょっと無理っぽい繋がりになって
しまったかなっ。な~んて・・・・・。
閑話休題。秋口に2本の結構いいライヴを見る事が出来た。ひとつは
渋谷公会堂で観た“THE HIGH-LOWS”。そしてもうひとつは延期になって
いたスガシカオの札幌公演。
詳細について書く余裕など無いので、両ライヴの良かった共通点だけを
ひとつ書いておこう。
それは両方共「音楽そのものだけで充分に成立していた。」という事。
余計な舞台装飾もない。きらびやかで凝った照明も無い。客に媚びた
喋りも無い。ひたすら自分の音楽を演り倒す。的なスタイルに終始
したライヴだった。
特にハイロウズは、札幌で観た時より切れ味鋭く、カチッとまとまって
いて、流石ライヴ・バンドって感じで面目躍如。
元々、彼らにはストーンズ直系のロック・バンド的認識で接していた
訳だけど、この日のライヴを観て、それよりもう少し若い世代、例える
なら、70年代のブリティシュ・ビート・バンド的臭いを感じる事が
出来た。
でぇ、真先に頭を過ったのはドクター・フィールグッドだった。
とは言うものの、ビート系が好きな人には名ギタリスト“ウィルコ・
ジョンソン”在籍時、即ちデビュー直後位がいいらしいが、僕が彼ら
と遭遇したのはウィルコ脱退後のアルバムで、彼らにとっては6枚目
となる「プライヴェット・プラクテス」だった。
名盤/ DR.FEELGOOD & ザ・ハイロウズ
ギターはジョン・メイヨーに代わっているものの、他の3人のメンバー
は結成当時と同じで、演っている音楽自体もR&Bやブルースを下敷き
にした正統派ロックン・ロール。
何の事はない、遡る事十数年、ストーンズがデビューから一貫して
追及していたロックン・ロールと同じ姿が、そこにはあった。
そんな訳で系列的にハイロウズからドクター・フィールグッドっての
はありで、ましてはパンク・ムーヴメントの洗礼を受けた年代の
ミュージシャンならなおさらって訳だ。
さてハイロウズの衝撃のデビュー・アルバム「THE HIGH-LOWS」は、
あの浮かれたバンド・ブームが完全に一段落した後に届いた。
名盤/ DR.FEELGOOD & ザ・ハイロウズ
だからという訳じゃないけど、アルバムの冒頭の「グッドバイ」では
♪さよならする~綺麗さっぱり♪なんて唄っちゃって、全然相応しく
ないの。再出発に。
ん~、あの二人色々あったんだろうネ。
これで過去にけじめを付けたかのように、ジャングル・ビートが飛び
出し、新生“ザ・ハイロウズ”の正統派ロックン・ロールの幕が開く。
さぁ、どちらも“のり一発!”で楽しみたいロックン・ロール。
そう理由やら理屈やら余計な事考えないで、体で反応して下さい。
それが正しい聴き方なんだから・・・・・。


DR.FEELGOOD / PRIVATE PRACTICE(1978年度作品)
THE HIGH-LOWS / THE HIGH-LOWS(1995年度作品)


あなたにおススメの記事

同じカテゴリー(名盤を探しに行こう!)の記事画像
名盤/ The Rolling Stones
名盤/キンクス&コレクターズ
名盤/ジミ・ヘン&鈴木賢司
名盤/レニクラ&ミスチル
名盤/スタカン&システムD
名盤/G・ハリスン&佐々木幸男
同じカテゴリー(名盤を探しに行こう!)の記事
 名盤/ The Rolling Stones (2010-11-12 20:47)
 名盤/キンクス&コレクターズ (2010-10-10 14:10)
 名盤/ジミ・ヘン&鈴木賢司 (2010-09-28 11:17)
 名盤/レニクラ&ミスチル (2010-09-09 19:04)
 名盤/スタカン&システムD (2010-08-19 11:16)
 名盤/G・ハリスン&佐々木幸男 (2010-07-25 13:40)

※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
名盤/ DR.FEELGOOD & ザ・ハイロウズ
    コメント(0)