さぽろぐ

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2009年10月14日

名盤/ O’Jays & ZOO

続・名盤を探しに行こう!/あれも聴かなくちゃ!これも聴きたし!
Vol.79(2000年 11月号掲載)


この時でZOOが10年目という事は、EXILEへと変身したHIROは
芸歴デビュー20周年という事ですか?
ZOOも成功したけど、今はもっと成功しているので、苦労知ら
ずって事なのかしらん。HIROは!
ダンス・シーンの先駆者とあるが、ナンカ、そこからTRF、そして
今のEXILEへと続いている辺り、ちょっと歴史を感じるな~。
珍しく日本の曲を名曲と言い切ってますな~。
それにしても、収録アルバム云々の記述がないが、それでいいのか!
と、突っ込みのひとつも入れたくなる。
フィリーサウンドね!確かに一世を風靡した感もありました。
フィリーと聞いて、やっぱ、あの当時聴いていた人は、真っ先に
TV番組“Soul Train”を思い出すのじゃないだろうか。
文中にある、あのテーマ曲を!
今と違って、動くアーティストを見る事が出来る、数少ない番組の
ひとつだった。
例え、それが“アテブリ”だったとしても・・・。
あれであの当時の黒人文化を、ちょっとだけ垣間見たような気に
なっていたのは、俺だけだったのかな?


もうお役目御免!70年代を飾ったあのお洒落なサウンド。

 先月の冒頭で触れたシドニー・オリンピックは、皆さん充分に楽しん
だでしょうか?とは書いてみたものの、実はこれを書き出したのが9月末
なんです。
本来ならば締切を睨みつつ月始めに必死に書いているんですが、10月初旬
はMIX2000があって、とても原稿などまともに書いていられない可能性が
あるって事で、テレビのオリンピック放送を横目で見つつ、早々と書く
作戦をとった訳。
それにしてもシンクロの飛び込みとかケイリンとかトランポリンだとか、
知らないうちに競技になっていて、ちょっと新鮮な驚きでした。
まぁ、それはおいておいて、深まる秋に深いソウルっつうのは如何でした
でしょうか。
あんな風に亡くなった人の事ばっかり書きながら、ふと頭を過ったのが
“フィラデルフィア・ソウル(フィリー・ソウル)”の事。
今じゃ誰も語らない(ちょっと大袈裟か)、所謂葬り去られた感が強い
フィリー・ソウル。
フィラデルフィアは知っているけれども、そこにソウル・サウンドが
あったなんて知らないっすよネ。
簡単に言うと「70年代に流行った都会的なソウル・ミュージック」って
事になる。
それは60年代にはR&Bって言われた黒人音楽が、70年代にはソウルと
いう言葉で総称され、更に多様化する。
その中の一つに、このフィリー・ソウルがあった訳。
仕掛け人は、プロデュースや作曲などでコンビを組んでいたケニー・
ギャンブルとレオン・ハフ。
この二人が設立したレーベル“フィラデルフィア・インターナショナル・
レコード(PIR)”が、その中心地。
一口に都会的なソウルって言われても、今のコンテンポラリーなソウル
に耳慣れた人には、聴き分けられない。が、例えば「ソウル・トレイン
のテーマ」を思い出してくれれば、雰囲気は分かるはず。
その一世を風靡したPIRの代表作と言えばオージェイズ「裏切り者
のテーマ」
がある。

我が日本でも本国に負けず劣らずのヒットを記録したので、聴き覚えが
ある方も多いだろうし、それなりのお年の方なら、きっとディスコで
ステップを踏んだであろう。
ソウルフルであるのは勿論の事、流麗なストリングスで装飾されたダンサブル
なサウンドは実にポップでお洒落で、都会の匂いを感じさせる。
濃い目のソウルはちょっとネ。な~んて言ってる方は、この辺から聴き
始めるのも良し。
我が国のダンス・シーンの先駆者“ZOO”「Choo Choo Train」は、
そんなフィリー・サウンドの美味しい所を感じさせる名曲。

メンバーは各方面で活躍中とかで、今年はデビューから10年目との事。
あぁ~スキー・シーズン到来でっせ!


O’JAYS / 裏切り者のテーマ (1972年度作品)
ZOO / Present Pleasure (1991年度作品)
  

Posted by keith yoshida at 17:30Comments(0)名盤を探しに行こう!