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2010年04月02日

名盤/K・クリムゾン&FTB

続・名盤を探しに行こう「あれも聴かなくちゃ!これも聴きたし!
Vol.92(2001年12月掲載)


名盤のラジオ版ってやってましたな~!
俺は別に出演していた訳じゃなくて、メールで喋り手に「こんなのが
あったよ!」なんてぇのを送って、そこから選曲して貰うという、
まぁ、番組の中のワンコーナーですな。
そう言えば、ついこの間までFM NORTHWAVEの番組で、そんな
コーナーを担当していて、今度は出演もしていて、稚拙な喋りをして
たんだけど、聴いた方は居るのかしらん。
つーうか、そんな番組をやっているなんて書いた事がないから、
分からないってね。
プログレは、もうほとんど聴かなくなりました。が、時折、思い出した
ようにPink Floydを聴く事がある。
このキング・クリムゾンはCD BOXも持っているが、これまた聴く事が
ないです。
それよりもアナログ時代のベスト盤で、youngなんちゃらって原題だった
と思うけど、その盤が我が家の中で完全に行方不明。
どこをどう探しても見つからない!
無いと、それを聴きたくなるって言う、所謂、ないものねだり状態ですわ!
フラワー~は、去年のライシング・サン・ロック・フェスティヴァルで
観ました!
と言うか、その昔、札幌市民会館でも観ているはずなんだけど、
線香と言うか御香が焚かれていた事くらいしか、もうその時の記憶は
残っていない。
悲しいほどに、どんどん自分の中で記憶が奥の方へ奥の方へと追い
やられ(多分)、なかなか直ぐには出てこなくなった。
奥の方へ云々と書いたのは、ひょんな拍子にポコンと出てくる事が
あるので、失ってはいない!と勝手に思っているだけです。
それと同じアルバムを載せたとありますが、確かこれは同じアーティストで、
アルバムはダブッていないはずです。

久々にプログレを聴いちゃいました。

 懺悔です。ついにやっちまった!同じアルバムを載せてしまったのです。
気付いたのは某ラジオ番組で、この名盤のラジオ版ってのをやっていて、
それの選曲をやっている時に掲載リストを見ていて愕然となってしまった。
 かなりチェックしながら選んでいるハズなんだけど・・・、こうゆう事って
あるんだな~。
全く申し訳ない。この借りは必ず返します。
 何をダブって書いたかは、バックナンバーを保存している方は、ご自身で
チェックを!(不親切で申し訳ありません。)
 と言う事で今月はかなり動揺が激しいまま原稿書きに突入してしまい、
どうも落ち着かない雰囲気なのです。
 100回のうちのたかだか1回のミスなんだから気にすんなよ!と自分を励まし
つつ今月の名盤に立ち向かいます。
 ってな訳で久々にプログレっちゃおうかなッ。って気になっています今月は。
まぁ、ミスとは全然関係ないのだけれど、こういう時は思っきり普段と違う
世界を彷徨った方が健康にいいかな~と思って。
 俺はプログレッシヴ・ロックを全盛時にリアルタイムで色々と聴いていたんだけど、
王道って言っては何だけどピンク・フロイドだけで充分と思っていた。
だけど何かが抜けていると思った時に出てきたのがキング・クリムゾンの存在。
 彼らがデビューしたのが1969年の事。あのおどろおどしいジャケットに包まれた
「クリムゾンキングの宮殿」が、この年の秋にリリースされ、真意の程は
定かではないが、ビートルズの「アビー・ロード」をチャートNo.1の座からひきずり降ろした
新人バンド!って事で、当時は随分と話題になった。

 アルバムは「21世紀の精神異常者」から始まる(今、車のCFソングとしてOn Aitされ
ている)。メタリックでヘヴィーなギターのリフに絡む歪んだヴォーカル。もうこれだけで耳から体
ごと持っていかれてしまう。それ程インパクトがあるオープニングだ。
 「風は語りて」「エピタフ(墓碑銘)」と続くレコード時代のA面はアッと言う間に
過ぎてしまう。
プログレらしく(!?)、クラシカルなものからジャズ的インプロヴィゼーション、そして実験的な音の
洪水など、如何にもが盛り沢山。そして曲が長尺。とは言うものの、その長さを
感じさせない程緊張感に満ち溢れていて、久し振りに聴いてみるとメチャいいわ~。
うん、ビートルズを負かしただけあるわ。
って事で未経験の方は是非聴いてみて下さいまし。
 でぇ、記憶が正しければ「21世紀の精神異常者」をアルバムでカヴァーしていたのが
フラワー・トラベリン・バンド(もしかしたらフラワーズだったかも?)。
FTBと言えば、やっぱ「SATORI」でしょ。

 オリエンタリズムとロックの融合、これは別の意味で非常にプログレッシッヴな1枚。日本が
誇るべきロックなんです。お香を焚きつつ聴いて下さいな。では、また来月。

■資料■
KING CRIMSON / クリムゾンキングの宮殿 / 1969年度作品
FLOWER TRAVELLIN’BAND / SATORI / 1971年度作品
  

Posted by keith yoshida at 13:40Comments(0)名盤を探しに行こう!