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2009年06月09日
Dr.John & Bo Gumbos
続・名盤を探しに行こう!/あれも聴かなくちゃ!これも聴きたし!
Vol.68(1999年12月号掲載)
頭の中で音楽が鳴っている!ってぇのが日常茶飯事で、時々、何で
こんな曲が出てくるんだ!と思う事がある。
自然現象だから逆らう事は出来ないけど、好きでもない曲がリピート
されたら、堪ったもんじゃない。
ニューオーリンズと言えばジャズってイメージがあるけど、そこに
行かずに、このDr.Johnをはじめ、どちらかと言うとセカンドライン
を楽しんでいました。
Bo Gumbosは、なんと言っても元ローザ・ルクセンブルグのお二人が
参加していたので、このデビュー作は勿論の事、その後も、その動向
が気になってしょうがなかった!
ローザ、そしてこのボ・ガンボス、更にボ解散後を含め、どんとが残し
たものの“大きさ”って・・・。
きっと誰かが継承していってくれるんでしょうね!
ジャズだけじゃない、憧れのニューオーリンズの音楽。
ちょっと前に書いたミニー・リパートンの原稿で、Misiaについて触れた
けど、後日聞いた噂によると、ライヴで「Loving You」をカヴァーしてたん
だってネ。
まぁ、偶然の一致、って訳。何度か似たような事があって、う~ん、例えば
原稿を書き上げたら、新譜のリリース情報が飛び込んで来たとか、色々ある
わな~、長い間には。
そんな話と全然関係なく、今月は自然がなすままの事を書く事にします。
自然がなすまま、と言っても大した事じゃなくて、全く個人的に近頃頭の
中で鳴っている音楽で、まぁ、よくある頭の中で、ずぅーと鳴りっぱなしの
音楽ってあるでしょ。それがこれで、何だか「そろそろ書き時だよ!」と
催促されているみたい感じなので・・・・・。
その音楽は「IKO IKO」。「イコイコ」なんて読まないでくれよ。
「アイコ・アイコ」だぜ。
別に何処かにいる“あい子”さんの事を唄った歌じゃない。
ニューオーリンズを代表する音楽の1曲だ。
このニューオーリンズの古典的代表曲を唄うは“Dr.JOHN”なる、如何にも
インチキ臭い名前を持つミュージシャン。
とは言うものの、ロック界では、その名前は広く知れ渡った存在で活動歴
も長い。(あれっ、今年、札幌にライヴで来たんだっけ?)
そのドクター・ジョンの良く転がるピアノとダミ声が印象的な「IKO IKO」
が、ここんとこ、やたらと頭の中で繰り返されていた訳。
ドクター・ジョンことマック・レベナックは、50年代後半から、故郷ニュー
オーリンズで音楽活動を始め、数多くのセッションに参加し、ニューオーリ
ンズ・サウンドを体の隅々までに染み込ませていった人で、後に活動の場を
ロサンゼルスに移した時に、それが一気に開花する。
70年代のシンガー・ソングライター・ブームやアメリカン・ロックの隆盛
に一役かった訳で、その功績は、当時のそういった作品を振り返る事に
よって、容易に認識する事が出来る。
そのロス時代に作り上げたのが、前述の曲が収録されたアルバム「GUMBO」だ。
ニューオーリンズのR&Bをカヴァーしたこの作品は、多くのロック・ファンを
ニューオーリンズに導く役割を果たした名作と言える1枚。
勿論、ドクター・ジョンのダミ声と独特のピアノ・プレー、そしてこれまた
独特のグルーヴ感を持ったニューオーリンズ・サウンドの妙が楽しめるアルバム
なのです。
そんなニューオーリンズの音楽に愛情を示したのがボ・ガンボスの面々。
すでに解散しまったが、彼らが一貫して追求し、デビュー時から武器にして
いたのが、このニューオーリンズの音楽だ。
その彼らが、憧れの彼の地で作り上げてきたデビュー・アルバム「BO&GUMBO」
は、現地のミュージシャンとの和気あいあいのセッションも含む一作。
楽しそうな雰囲気が、まんま収録されていて、国や人種といった枠を越えた、
音楽での結束力の素晴らしさを感じさせる。
そんな訳で、ここらでいつもと違う音楽を!と思っている方は、ちょっと
ニューオーリンズへと旅立ちませんか。
Dr.John / GUMBO (1972年度作品)
BO GUMBOS / BO&GUMBO(1989年度作品)
Vol.68(1999年12月号掲載)
頭の中で音楽が鳴っている!ってぇのが日常茶飯事で、時々、何で
こんな曲が出てくるんだ!と思う事がある。
自然現象だから逆らう事は出来ないけど、好きでもない曲がリピート
されたら、堪ったもんじゃない。
ニューオーリンズと言えばジャズってイメージがあるけど、そこに
行かずに、このDr.Johnをはじめ、どちらかと言うとセカンドライン
を楽しんでいました。
Bo Gumbosは、なんと言っても元ローザ・ルクセンブルグのお二人が
参加していたので、このデビュー作は勿論の事、その後も、その動向
が気になってしょうがなかった!
ローザ、そしてこのボ・ガンボス、更にボ解散後を含め、どんとが残し
たものの“大きさ”って・・・。
きっと誰かが継承していってくれるんでしょうね!
ジャズだけじゃない、憧れのニューオーリンズの音楽。
ちょっと前に書いたミニー・リパートンの原稿で、Misiaについて触れた
けど、後日聞いた噂によると、ライヴで「Loving You」をカヴァーしてたん
だってネ。
まぁ、偶然の一致、って訳。何度か似たような事があって、う~ん、例えば
原稿を書き上げたら、新譜のリリース情報が飛び込んで来たとか、色々ある
わな~、長い間には。
そんな話と全然関係なく、今月は自然がなすままの事を書く事にします。
自然がなすまま、と言っても大した事じゃなくて、全く個人的に近頃頭の
中で鳴っている音楽で、まぁ、よくある頭の中で、ずぅーと鳴りっぱなしの
音楽ってあるでしょ。それがこれで、何だか「そろそろ書き時だよ!」と
催促されているみたい感じなので・・・・・。
その音楽は「IKO IKO」。「イコイコ」なんて読まないでくれよ。
「アイコ・アイコ」だぜ。
別に何処かにいる“あい子”さんの事を唄った歌じゃない。
ニューオーリンズを代表する音楽の1曲だ。
このニューオーリンズの古典的代表曲を唄うは“Dr.JOHN”なる、如何にも
インチキ臭い名前を持つミュージシャン。
とは言うものの、ロック界では、その名前は広く知れ渡った存在で活動歴
も長い。(あれっ、今年、札幌にライヴで来たんだっけ?)
そのドクター・ジョンの良く転がるピアノとダミ声が印象的な「IKO IKO」
が、ここんとこ、やたらと頭の中で繰り返されていた訳。
ドクター・ジョンことマック・レベナックは、50年代後半から、故郷ニュー
オーリンズで音楽活動を始め、数多くのセッションに参加し、ニューオーリ
ンズ・サウンドを体の隅々までに染み込ませていった人で、後に活動の場を
ロサンゼルスに移した時に、それが一気に開花する。
70年代のシンガー・ソングライター・ブームやアメリカン・ロックの隆盛
に一役かった訳で、その功績は、当時のそういった作品を振り返る事に
よって、容易に認識する事が出来る。
そのロス時代に作り上げたのが、前述の曲が収録されたアルバム「GUMBO」だ。
ニューオーリンズのR&Bをカヴァーしたこの作品は、多くのロック・ファンを
ニューオーリンズに導く役割を果たした名作と言える1枚。
勿論、ドクター・ジョンのダミ声と独特のピアノ・プレー、そしてこれまた
独特のグルーヴ感を持ったニューオーリンズ・サウンドの妙が楽しめるアルバム
なのです。
そんなニューオーリンズの音楽に愛情を示したのがボ・ガンボスの面々。
すでに解散しまったが、彼らが一貫して追求し、デビュー時から武器にして
いたのが、このニューオーリンズの音楽だ。
その彼らが、憧れの彼の地で作り上げてきたデビュー・アルバム「BO&GUMBO」
は、現地のミュージシャンとの和気あいあいのセッションも含む一作。
楽しそうな雰囲気が、まんま収録されていて、国や人種といった枠を越えた、
音楽での結束力の素晴らしさを感じさせる。
そんな訳で、ここらでいつもと違う音楽を!と思っている方は、ちょっと
ニューオーリンズへと旅立ちませんか。
Dr.John / GUMBO (1972年度作品)
BO GUMBOS / BO&GUMBO(1989年度作品)
Posted by keith yoshida at 17:46│Comments(0)
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