The Next Dayへのまわり道(!?)

keith yoshida

2013年06月23日 16:41

ちょっと前にDavid Bowieの10年ぶりの
新作「The Next Day」が発表され、
それがベルリン三部作の続編云々みたいな騒がれ方を
していたような・・・。
その三部作のうち「LOW」「LODGER」は所有していたが、
新作のジャケットのベースになった「Heroes」がない。
それを聴かなければ新作「The Next Day」を聴いちゃ駄目!
みたいな感じが自分の中で湧き上がる最中、
今度はタイミング良く、TVの某海外ドラマのBGMで、
その「ヒーローズ」が使われている場面に出くわしてしまった。
いやはや何とも言えない脅迫観念が・・・。
そう「ヒーローズ」を聴け!とのね。
早速、中古盤屋に探しに出かけた。
探し出すとないもので、なかなか見つからない。
CD屋では新作と並んで安価で売っているが、
この時代のモノはアナログ盤に執着しているので、
CDを買う気などない。
そうこうしているうちに、
何気なく聴いていたコンピレーション盤に、
彼の「Young Americans」が収録されていて、
それを聴いて、ボウイってこんな風にR&Bっぽかったっけ?
となってしまい、俄然、
アルバム「Young Americans」に興味を持ってしまった。

ナニをいまさらですよね!
振り返ると、大体、ボウイを真剣に聴き込んだ事がなく、
「あぁ~こんな音楽やってんだ!」と確認したら終わり。
いわゆる熱心なリスナーじゃない。
だから作品も持っていたり持っていなかったりで、
何とも中途半端な付き合い。
どうもボウイ自体に魅力を感じないままで今日に至っている。
だから当然、ライヴも観ていない。
それも1990年の「Sound+Vision Tour」の東京ドーム公演は、
そのドーム前で看板を見ながら「今日はボウイかっ・・・ま、いいか!」
と通り過ごし、札幌にTin Machineで来た時も、
何事もないように関心を示さなかった。
ティンマシーンはおいといても、
ドーム公演は観ときゃ良かったかも!
と、今更ながらの後悔・・・。
閑話休題。
でぇ、探していたアナログ盤は、
見つかる時には見つかるもので、
一気に2枚を手に入れる事が出来た。
グラムロックのスターから急にソウル、R&Bへの接近!
と言われるこの「ヤング・アメリカンズ」。
「Fame」がヒットしたらしいけど、記憶にございません。
ジョン・レノンも参加しての「Across The Universe」の
カバーもあるが、けして出来は良いとは言えない。
狙いは分るが、いかんせんボウイ自体の唄力がどうもね(!?)
って、偉そうな事を書いてしまったが、
以前からボウイの唄に惹かれる事はなかった!
というのが本音。
そんなこんなで、今はまだこの「ヤング・アメリカンズ」を
繰り返し聴く日々。
「ヒーローズ」にも行けず、ましてや「ザ・ネクスト・ディ」
に辿り着くのは遥か先の事かも!(笑)


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