続・名盤を探しに行こう「あれも聴かなくちゃ!これも聴きたし!
Vol.91(2001年 11月掲載)
行数稼ぎは、時々しましたね。
なんせ文章が全然湧いてこない時って、必ずあったから。
100回までのカウントダウンって言うか、100回って凄くない!
と今更ながらに思う。
さらに良く書かせてくれたな~、と。
こんな素人に、いかにもな文章を!(笑)
そういう事はおいといて、CCRですな。
ホント、再評価されない筆頭だよな、このバンド。
その存在は、もちろんアイドルでもなく、アダバナ的なもんでもなく、
瞬間風速とも言えない。
アメリカ人の気質に合った!と言うのは簡単だが、世界的にも売れ
ちゃったから・・・。
ま、曲としては残っているので、それで“良し!”としましょ。
デイト・オブ・バースは、確か福岡かどこかその辺に在住しながら
音楽活動をしていたはず。
ちょっと前にCDを引っ張りだして聴いたけど、やっぱ良い!
そうそう、書いてある通り、サイケやニューロックって言われていた
当時の感じ。
きっとメンバーは、ここを通り過ぎてきたんだろうな・・・。
個人的な原点回帰!あの時代のロックは今も新鮮だ!
大志を抱いた連載100話まであと10回。おぉ~、遂に終了までの
カウントダウンが始まったね。
と、連載の継続に続いて終了まで勝手に決め込んでいいのかよ。
っな感じなんですが、それにしてもネタが良く尽きないもんだ。と、
我ながら感心する。
とは言うものの、ネタ無しのチョーしんどい時も、思い起こせば多々
あった訳で、文章の裏側には、それこそ見えない苦労の跡が一杯詰
まっているのです。
大体こういう事をウダウダと書くってえのが行数稼ぎで、「きっと
ネタに困っているのネ!」なんて心優しい読者の方々は察して欲しい。
そんな訳で唐突ながら本題に入ります。「CCR」って記号みたいな
名前は聞いた事はありますよね。或いは「雨をみたかい」って変な
タイトルの曲を聴いた事は・・・・・。
正式な名前は「
クリーデンス・クリアウォーター・リヴァイヴァル」っつう長ったらしい
名前なんで、略して
“CCR”なんですよ。
彼らがデビューしたのが1968年の事。何度かここで書いてきたけど、俺に
言わせると、後のロックンロール・ミュージックの黄金期の入り口の真っ只中に現われ
た訳だ。
活動期間は僅か3年半。その短い期間で彼らは猛スピードで世界中を駆け
巡り、人気者になったんだから凄い。
我が日本でも前述の「雨を見たかい」はじめ、「プラウド・メアリー」
「トラベリン・バンド」「グリーン・リヴァー」「スウィート・ヒッチ・ハイカー」などなど、ヒットチャートを
賑わした曲多数。
当時、ロックンロール界を席巻していたニュー・ロック勢やプログレ組とは一線を画す、
泥臭いながらも単純明快なロックンロールは、簡単に人々の心を摑んだようだ。
CCRの絶頂期、即ちデビュー翌年の69年には、何と年間に3枚のオリジナル・
アルバムを発表している。
その中の1枚
「GREEN RIVER」は、小気味良いタイトル曲から始まるご機嫌な
アルバム。
ここでは、それまでベーシックな音楽要素だったブルーズやR&Bなどに加えて
カントリー的なアプローチを施し、よりアメリカン・ミュージックの源流を模索している。
不思議なのは、これだけのヒット曲や一時代を築いた存在なのに、後々、
フォロワーの存在や再評価の動きがあまりない事。
やっぱりちょっと田舎臭いのがタマに傷なのか・・・。
あの当時のいい臭いを持っているんだけどなぁ。
その、あの当時のいい臭いを上手く取り入れて大成功したのが、今年の
LOVE PSY CHEDELICOならば、そんな臭いを一足先に演っていたのが
DATE OF BIRTH。
彼らが1997年に発表したアルバム
「FOLK SONG」は、そんな60年末~70年頭
のロックのいい時代の雰囲気一杯の作品。
まぁ、CCRと違ってサイケやニュー・ロック的な臭いなんだけどさ。
興味ある方は是非聴いてみて下さい。
■資料■
CREEDENCE CREARWATER RIVIVAL / GREEN RIVER / 1969年度作品
DATE OF BIRTH / FOLK SONG / 1997年度作品