続・名盤を探しに行こう!/あれも聴かなくちゃ!これも聴きたし!
Vol.81(2001年 01月号掲載)
サイモン&ガーファンクルに続いてビリーですか!
活動再開後、こちらも札幌に来ていたような・・・。
文章駄目ですね!相変わらず。
マディソン・スクエア・ガーデンの前にニューヨークって入れなきゃ!
「ストレンジャー」云々の件は、その曲がニューヨークを思い起こすほど、
一般に浸透している!みたいな事を書かなきゃ!と思う。
あと“。”とかも、ちょっとな~、ってところで使って・・・。
書いていったらキリがない。ホント、お粗末!
ま、人間って簡単には成長しない!って事なんでしょうか?
それとも才能の問題!
「ストレンジャー」は一世を風靡した感がある。
その時に聴き過ぎて、今はもう聴かなくなったのか、
他の作品同様、単なる過去のモノを聴いている余裕など無いくらい、
今、リリースされている最新の音楽状況をチェックするのに
忙しいのかは“?”なんですがね・・・。
そうそう、知り合いのアーティストで文中のビリーの引退コンサート
を観に、わざわざニューヨークまで行ったヤツがいた。
後日談で、強行スケジュールだったがゆえに、ナント、本番中、時差ボケで
殆ど寝ていた!と言う、笑うに笑えない話もあった。
KANさんは、ホント音楽好きらしく、札幌や東京の洋楽アーティスト
のライヴ会場で、良く見かけた。
KANさんに限らず、アーティストの方々はライヴを含めて勉強熱心。
音楽に関わっている皆さんが、ミンナそうだといいのに!
憧れのニューヨークの街の臭いを感じさせたビリーの歌。
柄にもなく、とあるピアニストのコンサートを観に出掛けた。
たまには、この手の静寂さを求められる(勿論オーディエンス側に)のも
いいもんだ。と、じっくりと鑑賞させて頂きました。
でぇ、コンサートの中程で、ちょっとお遊びっぽいコーナーがあって、
そこで一つの曲を国が違えば、きっとこんなアレンジになるのでは?
みたいな事を演っていたの。
確か曲は唱歌の「赤とんぼ」だったかな。それをフランスのパリなら
シャンソン風とかに演っちゃう訳。分かる?
メロディはあくまで「赤とんぼ」だからネ。
それでニューヨークになるとこうなるのでは。と演ったのが、あの印象的
な「ストレンジャー」のフレーズを土台にしたもの。
う~ん、もうすっかり忘れていたネ。その存在を。そう
ビリー・ジョエル
っていたな~。と。
ここんとこ全然名前も歌声も聴く事がないな~と思ったら、確か2~3年前
に、最後のライヴって事で、マディソン・スクエア・ガーデンで引退(!?)
コンサートを演った事を思い出した。
ニューヨークはブロンクス生まれの彼が注目を集めるようになったのが、
2枚目のソロ・アルバム「ピアノマン」をリリースした1973年の事。
70年代に入ってポップス・シーンに吹き荒れたシンガー・ソングライター
旋風のど真ん中いた訳だが、後々の印象としては、シンガー・ソングライター
と言うより、よりポップス派に近いシンガーのイメージが強い。
それはビリーを一躍世界的に有名人に仕立て上げた、前述のヒット曲
「ストレンジャー」以降の活躍振りが大きいからに違いない。
実際、73年の「ピアノマン」のリリース時は、評論家と熱心な音楽ファン
くらいしか、ビリー・ジョエルに注目しなかったのだから。
それから4年後、アルバム
「THE STRANGER」がリリースされ、「ストレン
ジャー」と「素顔のままで」の2曲のビッグヒットが生まれビリーの
存在を決定付ける。
この原稿を書く為に、おそらく10年とか20年振りとかの気の遠くなり
そうな時間をおいたアルバム「ストレンジャー」を引っ張り出し、
本当に久々にターンテーブルにのせた。
そこには、あの当時感じとろうとした、未だ見ぬ大都会“ニューヨーク”
への、仄かな憧れを思い出させる音が一杯詰まっていた。
この前後の数年しか彼の活動振りを知らないが、ニューヨークのポップス・
シーンというと、真っ先にビリーの名前が出てくる。
我が日本で同じピアノ弾きというと、真っ先に
KANの名前が浮かんでくる。
あのヒット曲の後に出した自信作
「ゆっくり風呂につかりたい」を久々に
聴いてみた。
ホノボノとした作風のポップ・ソングが一杯詰まっていて、まだあの頃の
日本のポップスって良質だったんだ。と再認識。
と言う事で、のんびり湯につかりながら新年!なんていいな~。
BILLY JOEL / THE STRANGER (1977年度作品)
KAN / ゆっくり風呂につかりたい (1991年度作品)