ダブジャケの迫力!!

keith yoshida

2011年11月01日 14:20

雑誌を読んでいて、記事に出て来たアルバムを
引っ張り出して聴いていると、それらが
30~40年ほど前の作品で、ちょっと驚いた。
と書いたら「何を今さら!」とお思いでしょうが、
普段聴いていて、あまりそんな事を気にする事は
ないので・・・。
まぁ、たまたまリリース年度を見たらそうだった
のかもしれないが。
洋楽の場合、CD化でリイシューされる数も多いし、
ポピュラーミュージックの場合、アルバムは
60~70年代に名作が一杯出ているので、
愛聴盤と言えるものが、どうしてもそのくらい昔の
ものになってしまう。
それにしても40年も前の作品とは・・・・・。

でぇ、新作「PULL UP SOME DUST AND SIT DOWN」
リリースされたRy Cooderの、ちょっと昔のアルバムも
聴いておこうと思い、1972年にリリースされた
「Into The Purple Valley(邦題:紫の峡谷)」
引っ張り出したら、そのジャケットワークの素晴らしいこと!

ダブル・ジャケットを開いた世界観は、本当に
作品内容を反映していて、暫し見とれてしまった。

普段、CDのあのサイズを見慣れていると、30cmの倍を
目一杯使ったデザインは、今の目には相当な迫力を
持って迫ってくる。
「ジャケットがモノを言う!」と言うと大袈裟かもしれないが、
レコード時代は“ジャケ買い”なる言葉が生まれた通り、
いわゆる“表1”、それだけで買う価値を感じるほどに
優れていて惹きつけられる作品が多かったのも事実。
そんなレコードのスタイルを踏襲する事から始まったCD文化。
でもジャケットはCDのサイズじゃね~、物足りない。
あのサイズで表1をデザインしなさいったって、
デザイナーの方々は、「やったろー!」などと、あまり燃え
はしないだろうし、やるにも限度がある。
そんな中、今年からCDのミュージック・ジャケット大賞を
始めたけど、どうなんでしょう?
個人的には今さら!って感じで「ちょっと時遅し!」
とは思っていますが・・・。
これを励みに、ジャケットの存在を見直して、
いいジャケットが生まれ、結果、パッケージ商品が
売れるようになるといいけどね!
因みにジャケット大賞の投票は、昨日で締め切っちゃいました!

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